2016年2月17日、種子島宇宙センターよりX線天文衛星ASTRO-Hを搭載したH-IIAロケット30号機の打ち上げが行われ、無事に衛星の軌道投入に成功しました。
その後、衛星からの電波を受信し、太陽電池パドルの展開が正常に行われたことが確認できた衛星には「ひとみ」という名前が与えられたのでした。
人工衛星の名前
今回打ち上げた人工衛星は「ASTRO-H(アストロ・エイチ)」と呼ばれていました。これはH番目(Aから始まってH番目)の科学衛星ということで、迷うこと無く決まります。その後、打ち上げに成功し、正常に観測を行う準備が整うと、その衛星には愛称が与えられます。今回それが「ひとみ」というわけです。
他にも「MUSES-C(ミューゼス・シー)」が「はやぶさ」と名付けられたり、「SPRINT-A(スプリント・エー)」が「ひさき」と名付けられたりと、運用に成功した全ての人工衛星が愛称を持っています。
熱い宇宙を観測する「ひとみ」など今回の名前決定には由来があります。
JAXA | X線天文衛星(ASTRO-H)の太陽電池パドル展開及び衛星の名称について
「ひとみ」命名の由来等が載っています。
過去に、人工衛星の名前について調べた記事もあるのでリンクしておきます。
いよいよ2/12、X線天文衛星「ASTRO-H」打ち上げですね!ASTROシリーズの名前の由来は??(過去記事)
公募ではなかった・・・
前回、小惑星探査機はやぶさ2の目的地である小惑星1999JU3の名付け親になれた私は、今回のASTRO-Hの名前も公募してくれることを期待しつつ、名前の由来等を調べてたりしたのですが・・・(^_^;)
まあ、「ひとみ」という名前は全く思いつかなかったので、公募されていても残念な結果に終わったことは確かです。「まんた」か「くじゃく」・・・。いけると思ったんですけどね。冒頭写真のシルエット、魚の「まんた」に似てると思いませんか!?
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