新型タントLA600S(2013年10月発売)を店頭で見た感想

ダイハツ・カフェ

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新型タント(型式:LA600S)が2013年の10月から発売されています。我が家では一世代前のL375Sに乗っていますが、今回定期点検でダイハツのお店を訪れた際、展示されていた新型タントをいろいろ見てきたので、旧型タント所有者目線で気になった部分をレポートます。

e:sテクノロジー(イーステクノロジー)による更なる燃費の向上やスマートアシストの採用など、大きな変更点はありますが省略して、店頭で見て感じた細かな装備充実の話しになります。今の車がまだ1年なので買い換えは予定していなかったので試乗はしませんでしたので「走り」についてのレポートはありません。

ドアロック解除ボタンが助手席にもある

キーフリーシステムというカギをカバンなどに入れておけば、鍵穴に挿して回さなくてもドアノブのボタン一つで解錠できる装備があります。カギのリモコンでも解錠できます。

これ、旧型タント(2013年10月より前のL375S)では、運転席側のドアノブにしかボタンがなく、助手席のスライドドアから子供を乗り降りさせた時などは「あ、助手席側だった。」と運転席側に回るということがよくありました。新型タント(2013年10月発売のLA600S)では、助手席側にもボタンがあって小さな子と二人で外出する時などは特に便利そうだと感じました。

スライドドアが左右両側

旧型タントは助手席側後部座席のみがスライドドアでしたが、新型タントでは両側の後部座席がスライドドアになっており、特に狭い場所に駐車した時などにわざわざ運転席側に回らないで済むのが楽だと思いました。先ほどのキーフリーシステムの話しと合わせると、旧型タントでは唯一スライドドアのある助手席側に回り込んで子供を下ろし、再び運転席側に回ってボタンで施錠するということがよくあり、少し煩わしく感じていました。

運転席側は旧モデルから変わらずピラー(中央の柱)有りですが、実際問題ピラーレスを活用したミラクルオープンドアは、少なくとも我が家では自転車を修理に出すときや、引っ越しの手伝い、子供の自転車を買って持ち帰る「ここぞ」というくらいしか活躍していないので、運転席側までピラーレスである必要はないと思います。少なくとも子供の乗せ降ろしはスライドドアの開閉だけで十分な広さです。

 助手席側ドアミラーに補助ミラー装備

新型タントの外装を眺めていて、助手席側のドアミラーの下に小さなミラーがある事に気付きました。これはもしやとよく見てみると、やはり助手席側の下後方を見るための補助ミラーでした。これは我が家でも自動車用品店等で買って付けようかと思っていた装備です。

実は我が家のタントは助手席側の中央下部をぶつけて凹んでいます(過去記事:タントのシャーシ下部が曲がる。スライドドアは辛くも無事)。幸いにも、スライドドアの開閉や、その後のメンテナンスで走行に問題ないということで一安心という結果ですが、助手席側に補助ミラーがついてさえいれば防げた事故でした。

あと、展示車には無かったので実物は見れませんでしたが、カタログによれば後部室内にもリアアンダーミラーという後部下方を見れるミラーもついているというこです。メーカーオプションの組み合わせによっては取り外しだそうで、これもあれば便利だと思います。我が家は代わりとなるバックモニターをオプションで付けていますが、後方の死角が減るというのはかなり安心感が増します。

上側のブレーキランプ

唯一気になったのは、運転席に座って後ろを見た際のリアガラス上端中央にかかる部品・・・。車を降りて外から確認したところ、車体上側に取り付けられたブレーキランプでした。改めて確認してみると旧型タントではこの部分はリアガラスにかぶらないようになっていたので、「なんか邪魔だな・・・」と思ってしまいました。

リヤアンダーミラーがついた展示車を見ていたら違和感もなかったと思いますし、縦横数センチ(横は10センチくらいあるか?)かぶっている程度なので、何の問題もないし、乗り始めてしまえば気にもならない程度なのは想像できますが、旧型タントに乗っている人の第一印象としてはそんな感想でした。

リアドアサンシェード

これ、展示車で見てくるの忘れました。以前カタログを見たときはいいと思っていたのですがすっかり忘れていて、後部座席のウインドウのところにある引っ張れそうなとび出し部分を見たときも「あれ、なんだろう」くらいで流してしまいました。

引っ張っていれば、後部座席に差し込む側面の日差しを和らげるサンシェードが出ているはずでした。旧型タントにはその様な装備がないので、我が家ではガラス面に吸盤で取り付けるタイプのサンシェードを使っていました。後付けなので広げたりたたんだりする手間は仕方ないとはいえ、うっかりウインドウを開け閉めすると吸盤が窓枠にあたって外れたりと煩わしさを感じていました。これを使うときって直接日差しが差し込んでるだけあって、窓を開け閉めしたくなる場合がほとんどなので。

標準装備だと、窓の開け閉めや収納場所と手間を気にしなくていいので、これは魅力的だと思いました。

子育て世代の便利さを強化

もともとタントは子育てするお父さんお母さんをターゲットとしているだけあって、旧型タントでもすごい快適だと思ってました。最初の車検が終わったばかりのミラを手放して買ったのも全く後悔したことがない程、満足の一台でした。

今回新型タントに触れてみて、些細なことと思いたいして問題視していない部分がこうも改善されているとは全く想像もしていませんでした。「スマアシ」とか「e:sテクノロジー」の追求ばかりでなく、ターゲット層のニーズもしっかり分析しているんだなと感心しました。

子供がいる家庭で、買い換えなどでタントの購入を考えているなら新型タント(2013年10月発売)は「買い」だと強く推したいと思いました。お金に余裕があれば我が家でも買い換えたいくらいです。

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