子供を持つ親としては、将来のための教育資金の貯蓄は重要な問題です。
偉そうに言ってますが、奥さんに言われて始めました。。
さて、最近こんなニュースを耳にしました。
「学資ローンが元本割れを起こして裁判を起こし、元本割れした分を返還してもらった。」のだとか…
学資保険、元本割れ返還へ 住友生命、和解勧告受け入れ:朝日新聞デジタル
生保会社が元本割れの穴埋めに応じるのは異例だと言う。
こんなことでバタバタしない為にも、学資保険について改めて考えてみました。
目次
確かに説明時の返戻金が大きすぎる様な…
学資ローンを提供する側の説明不足だそうですが、どうなんでしょう?当時の保険と返戻金の相場はわかりませんが、18年間で総額273万円支払って満期時に430万戻る予定だったと書いてありますし、「これを元本割れする可能性がある」と説明を加えたら、「本当に430万は返るの!?」という話題になってそうです。
今回のケースはなんとか返還してもらえたので良かったと思いますが、苦しい思いで貯蓄してきて金利ゼロですからね。うまい話しには乗せられないよう、注意しましょう。
我が家は積み立て定期預金ですが…
ちなみに我が家は学資保険でなく普通の積み立て定期預金を選びました。一般的な利息だけで、大きな返戻金も無ければ、親のガンや死亡でどかっとお金がおりる様なことはありません。そのかわり元本割れとは無縁です。
我が家の場合は資金に余裕がなかったので、20年近く毎月支払い続ける中で、経済的に厳しくなり1ヶ月、2ヶ月は貯金どころではなくなる可能性を考えると、契約面で問題になってくる学資保険は見送りました。それでも2年間はなんとか続いています。
学資保険自体はお勧めです。我が家でも当初検討しました。
もちろん学資保険がNGなわけではありません。人にはそれぞれのライフスタイルや資金計画があり、適合する学資保険商品も人それぞれ変わってきますし、適切に選べば単に預金しておくだけよりメリットは大きいです。
我が家ではそれらを捨てて手堅さのみの積み立て定期預金を選びました。病気で保険金が降りることもなければ、運用の専門家が資産を運用してくれるわけでもなく、定期預金といっても金利はたかがしれているし、本当に必要な分を地道に蓄えていく選択です。
保険選びは窓口で相談がお勧め
無料で複数の保険を比較検討してくれるお店があります。
このような保険の窓口を利用して、保険の専門家に何を選べば一番負担が少なく、将来の必要なお金が揃えられるかなどを相談してみましょう。
専門知識はもちろん、様々な生活事情を持つお客さんを日々相手にしているノウハウもあるので、相談すればするほど無理の無い資金設計ができるのではないかと思います。
積み立て定期預金を選ぶつもりでも、学資保険と比較してみてからで遅くありません。
我が家でも子供が生まれたのをきっかけに学資保険を考え、保険の窓口に行っていろいろ聞きました。結局はその当時の月の収入と支出、学資として貯めたい金額を考えると20年近く月の期日にお金ができる自信がなかったので積み立て定期預金を選びましたが…
重視すべきは「損をしない」ことと「続けられる」こと。
保険屋さんでは、いいところばかり強調して説明してくるかもしれません。騙そうとしてるわけではない(と思う)ので、次の商品を聞くたびに「これは、損してしまう場合もあるんですか?」と聞けばOKです。ちゃんと答えてくれないとこなら、別の保険屋さんに続きを聞きに行けばいいだけです。至る所に保険屋さんはあります。
あとは月々の支払いを20年近く続けられるかですね。貯金と違って払い続けないと契約として成り立たないので負担になりそうな金額での契約は避けましょう。
分からないことを素直に聞くことが、保険屋さんにも「真剣に考えているな」と思ってもらうコツだと思ってます。親身になってもらえれば、それだけいろいろな情報が得られてメリットも大きいはずです。
何も分からなくて大丈夫。
私が保険の窓口を訪れた際には、「いくら貯めたいですか?月の支払いはどれくらいを考えてますか?」と聞かれ、「今までそんな事考えた事無かったからいくらかかるかも分からない、だから月々いくら支払うのが妥当かも判断できない。」と答えてしまいました。
「中学受験を考えているか?」とか「大学は私立理系を考えているか?」とか、そんな具体的な質問から必要なお金を計算してくれたのが分かりやすかったです。
何才から学資保険を始めようが、子供が高校を卒業するのは18歳。月々の負担を減らす意味でも、契約するかは別にして保険相談くらいは早め早めがお勧めです。
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