2013年10月27日は川崎市長選でした。無所属の福田のりひこさん(41)が、自民/民主/公明党推薦のひでしま善雄さん(44)と共産党推薦の君嶋ちか子さん(63)を抑えて初当選しました。投票率は32.82%ということです。
川崎市長選、元県議が自民公推薦候補破り初当選 (読売新聞) – Yahoo!ニュース
10月27日(日)23時25分発行の YOMIURI ONLINEより。
どんな市長さん?
当選前、街で配られていた冊子によれば、「役人市長にNG!市民市長にチェンジ!」と掲げとことん無所属で活動。42年間役人市長の川崎市を変えようという市長さんです。
小学校3年生の長女と1年生の長男、2歳の次男を持つ5人家族 & 非役人出身というところが、特に小さな子供を持つ世代の人気を集めたのではないでしょうか?
具体的な政策
当選前の冊子では、市長になったら取り組みたいことが具体的にかかれていました。これもきっと当選につながったのだと思います。
福田市長を追っていく今後の資料として、選挙前に配布されていた冊子の粗い要約ですが政策を簡単にまとめておきます。任期の4年でどれだけ実現できるのか、実現のための土台作りができるのか、あるいは宣言した事をしっかり取り組んでくれるのか、期待しましょう。(企業に関する政策もありましたが、私がその情勢に疎いこともあり、川崎市民目線の政策のみピックアップしました)
- 学校の授業が判ると答えた小学校5年生は53%。習熟度別クラスや「地域の寺子屋」などを導入し、授業の判る度100%を目指す。
- お母さんも安心な川崎市にするため、待機児童を1年で解消、小児医療費を小学校6年生まで無料化、中学校給食をスタートさせ食育を強化。
- 消防や救急を行政面で強化して市民の命を守る。
- シニア世代の知識と経験を「有償ボランティア制度」で活用。「地域の寺子屋」など次の世代を担う子供達の教育や子育てに。高齢者の生涯現役もサポート。
- 県内で一番高い介護保険料からの脱却。
- 市内全域Wi-Fi化で、無料インターネット環境が整った都市へ。
- 交差点改良による渋滞緩和やコミュニティバスの充実等、市民生活の足を改善。
- ガン検診受診率をトップレベルへ引き上げる等、予防医療や予防介護へ注力。
- 魅力ある街作りのため、お祭りや地域イベントに市や区が率先して協力。
- 市長が率先して地域を歩き、市民の声が市長と行政にしっかり届く街作り。
- 障害者雇用を積極的に推進。障害児者の家族を支える体勢も充実へ。
1期4年間で3,120万円という市長退職金を廃止することや、天下り禁止の徹底という政策も、市民目線で当選につながったのだと思います。
2歳〜小学校3年生の子供がいる市長さんだと、教育や子育て、消防/救急、シニア世代の知識経験を次の世代へとつなげる等の子供をターゲットにした政策はかなりの説得力があります。
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