なんでも、噂によればプログラミングなど縁遠い大人にもプログラミングが注目されてるのだとか・・・そして、学校では小学生からプログラミング教育に力を入れ始める計画なのだとか・・・。
これはなかなか敷居が高い話しです。
教わる方もですが、教える方が特に・・・。
特に小学生相手のプログラミング授業なんて(興味を持ってない人相手は特に)、限られた授業枠でいったい何から何まで教えれば十分なのか想像もつきません。
プロだってプログラムは試行錯誤の連続
プログラマーを本職にしている人々だって、手本がないと作れなかったり、管理職なんて自分は管理する側だからプログラミングはできなくて当然という人までいるくらいですからね・・・。本職が開き直るくらいプログラムは大変なんです。
プログラミングより準備の方が大変かも・・・
プログラミングって作り始める前の準備がけっこう大変だったりします。パソコンがあるだけではダメで、何言語を選ぶか(英語・日本語みたいにいろいろある)、素材として絵を描かせるのか写真を取り込ませたりするのか、プリンタは使うのか、みんなで1つの画面を見て解説したりするのか、授業後は共有フォルダにデータを入れておくのか、他の生徒が間違って消してしまったりしないようにセキュリティが必要なのか・・・
まず、やれることを知っていないといけませんし、どれをやるにも専門知識が必要で、本職プログラマーだって一から十まですらすらっとプロデュースできる人は僅かでしょう。
正解がある様でないのがプログラミング
もともとプログラミングで「これをやりたい」と1つ決めても、それをやるやり方(プログラミングの方法)は十人十色に近いです。
ましてや、学校の授業では低学年になればなるほど、「過程を大切にする(=個性を発揮して楽しんでもらうこと)」が主体になると思います。
そうすると自分が思いついたやり方以外にも、生徒がやった方法のメリットデメリットや、仮に完成しなくても何をやろうとしていたのか(子供の口からはうまく説明できないはず)を感じ取って「こうしたかったのね!」と褒めてあげる必要がありますし、回答も模範となる取っつきやすい解答を用意する必要があると思います。
でもこれってとても難しい話しです。これが正解っていうのがありませんから・・・。本職でもかなり高度な技術です。
考えていきたいと思います。
プログラミングの教育には、プログラミングを知った上で望む必要があります。そうでなければ子供にプログラミングの楽しさを伝えられないと思います。可能な限り「プログラムは難しくてわからない。そもそも何の役に立つの?」という疑念を抱かせることは避けなくてはなりません・・・。
私はせっかく本職のプログラマーですので、自分がプログラミング未経験の小学校の先生にプログラミングを教えるならどうするかな?と考えてみることにしました。もし読者でプログラミング教育に不安がある方いましたらコメントください。一緒に考えてみようと思います。
コメント