少し前の話ですが、6才になる息子のプログラミング教室の様子を見学した際にひどくがっかりした話しをブログで書きました。
過去記事『6才息子のプログラミング・スクラッチ教室、見学したけどがっかりでした。 | 私レポート』
今回は見学ではなくて、30分ほど早く迎えに着いたので立ち聞きしていて思ったことです。授業は改善されている様ですが、それにしても・・・という感じでした。
どうやら先生のサンプルは完成版の様・・・
私が教室に到着したのは終了30分前でした。
ちなみに私は画面を見ていません。ドアの外まではっきりと聞こえてくる先生と生徒の声を聞いての感想です。
どうやら絵が書き終わったところの様で、先生は「それでは時間もないのでプログラムを始めましょう。」という流れになりました。先生が動かすプログラムの内容を説明して子供がプログラミング。
先生は画面でデモを見せている様で、「こんな風に棒が動いていますか?」と聞いていました。
生徒は「動かない。猫がジャンプしない。」と言っていました。それに対して先生は「猫はまだプログラムしていないもの。先生は棒が動いたかを聞いているの。」と答えていました。
確かに話しの流れではプログラムに入ってから猫はまだ出てきていません・・・。それでいて子供の会話に猫が出てくるということは、先生のデモは完成版でこのタイミングで棒だけではなく、猫まで動いているのでしょう・・・
デモを使って説明するというのは、説明で分かりづらい部分をイメージしやすく見せるものなので、まだ猫は動いてはいけません・・・
人によっては棒も動かないらしい・・・
先生の「棒は動きましたか?」に対して、動くとか動かないとか生徒達は答えていました。先生は「何で動かないのだろう・・・」となっていた様で、最終的にはこんな結論を出していました。
「棒の長さや太さによっては座標を変えないと動かないみたい。ごめんねー」
おしまいです。このまま次の話題に突入していました。
動かない人は動かないまま・・・。
この進め方はあり得ません。
今回も最後まで終わりませんでした。
動かない問題はほっとかれ、先生の「時間が5分しかないから、猫ちゃんのプログラミングしますよ。説明するので聞いてください。聞いてないと置いていかれちゃいますよ!」と・・・。進め方が強引すぎます。
5分で説明されても試す時間がないでしょうし、いくら吸収の早い子供だからって覚えられないですよ・・・。
なんだか終わった体になりプログラミング教室は終了。今回も最後までは終わりませんでした(終わった体ですが内容的には)。
途中で時間配分を考えている様な発言はありましたけどね・・・これでは・・・
先生も勉強中なんですかね・・・
授業が終わって先生は生徒に「今日の授業はどうだった?」と聞いていました。大きな声で回答したのは「早かった!」という声。
それに対して先生は「早い?早いってことは楽しかったってことかな?」と締めくくっていました。
いやいや・・・時間が足りなかったってことでしょう・・・
終わった後、息子と教室の外の廊下で資料をしまったり話したりしていると、なにやら教室内から先生と社長の会話が聞こえてきました。
社長が振り返りを求めていて、先生はほったらかしで次の話題に突入した「棒がうごかない」話しをしていました。「棒の長さや太さによっては座標を変えないと動かない様です」と子供に伝えた内容を質問の様に聞いていました。
授業ほど大きな声で話していないので聞き取りづらかったのですが、動かない原因について社長が「〜が必要だったのではないか?」と原因を考え始めている様でした。
子供が先生に聞いている内容を、先生が社長に聞いている様でした・・・。
そういう「この場合は動くけど、この場合は動かないのでは?」みたいな話題はプログラムでは想定しておかなくてはいけない類いの話題なのですから・・・せめて授業開始までに議論して授業に差し支えない状態にしておいて欲しい物です・・・。
いま息子がやっているカリキュラムって過去実績ない、ぶっつけ本番なカリキュラムなのだろうか・・・
まあ、今回の授業では「変数」を教わったらしいですし、前回は「ランダム」を教わったらしいですし、詳しい授業内容はわかりませんが、プログラミングらしいことをステップアップで覚えていっていることは確かな様です。
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