惑星探査機「あかつき」は誤操作にも負けません。

PLANET-C【あかつき】(c) 池下章裕氏

PLANET-C【あかつき】(c) 池下章裕氏

金星の謎を探る惑星探査機「あかつき」、最近では2010年12月7日に金星の周回軌道への投入を試み失敗するも、5年の歳月を費やし再び金星へ接近、2015年の12月9日に念願の金星周回軌道への投入を果たし話題となりました。

この「あかつき」、産経ニュースに『20日から21日にかけて、探査機からの電波を地上で受信できない状態になった。』とニュースになっていました。

つまり、一時的に制御不能になっていたということです。

制御不能に陥るも復旧

産経ニュースの記事です。

金星探査機あかつき、一時交信不能に 姿勢制御で不具合 – 産経ニュース
「あかつき」との電波送受信が一時不能になったとのこと。21日昼頃に復旧し状態は正常だそうです。

報道を受けてJAXAも発表をしました。

ISAS | 「あかつき」の状態について / トピックス
通信が不能となった原因と、今は正常であることが書かれています。

これらの話しを踏まえると、

交信が途絶えたのは、地上から「あかつき」の姿勢を変えようとした際、送る値を間違って変なことになりそうだったが、「あかつき」が気付いて自ら中止、アンテナが地球と反対方向を向いてしまったためだということ。

交信が復活したのは、異変に気付いた「あかつき」が自分で別のアンテナに切り替えたからなのだとか。

優秀ですね!

これだけ聞くと、JAXAの職員は何ミスってんだ、「あかつき」ナイスフォローといった感じですが・・・。

JAXAの開発者がそういう事態も想定して「あかつき」を作っていた訳で少々可哀想な話しですね。でもきっとJAXAの開発者は出来事でガッツポーズをしていたはずです。みんな優秀です。

 

そのチームワークで2016年4月頃から予定されている定常観測への移行を無事に達成してくれることを願っています。

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