キンキンに澄んだ冬空。月が2つ見えると言う息子。(地球照のお話し)

輝く三日月

輝く三日月

昨晩、部屋から外を覗いてみると細くて綺麗な三日月が出ていました。三日月というのは陰暦(月の満ち欠けを基準にした暦)で3日目の夜の月の事をいうのだそうです。簡単に言うと新月から3日目の月ですね。

5才になる息子に「三日月がきれいだよ」と言ったところ、やってきた息子は「月が2つ出てるよ」と言ったのでした。

窓ガラスで二重に見えているのかと思いました。

それを聞いて最初は窓ガラスの二重ガラスのせいで月がダブって見えているのかと思いました。そこで窓をあけてやったのですが、「まだ2つ見えている」と言う息子・・・

どれ?と聞くと「三日月と丸い月が見える」というのでした。

確かに月の形が分かる!

よく見ると確かに丸い月が三日月の形に照らされているのが分かりました。最初に私が見た時は全然気付きませんでした。子供はよく見てます。

地球照

澄んだ夜空に輝く三日月

調べて見るとこの現象は「地球照(ちきゅうしょう)」によるものなのだそうです。

満月の日って夜でもほのかに明るいですよね?夜なのに影ができていることに驚いたことはないですか??これは月の光でも地球が照らされている関係で、満月だと地球を照らす光の量が多くなるためですが、これと同じ現象が月面上でも起きています。

三日月など月が細い時期は、逆に月から地球がまん丸に近い状態で見えています。このまん丸の地球が反射した太陽の光が月を照らしているため、三日月でも月の丸い形がぼんやり見えるというわけです。

何故毎回見えないのかというと、大気の状態や上空の風などが関係してくるのだそうです。空気が乾燥して澄んだ風の無いよく晴れた冬空が観測のチャンスなのだそうです!

まだまだ乾燥した寒い日が続きそうなので、思い出したら夜空を眺めてみてください(^_^)

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