ビデオカメラにもシャッタースピードや露出補正設定があることを今更知る(^_^;) → そんなデジタルビデオカメラの選び方

ホームビデオはすっかりお馴染みな今日この頃ですが、ビデオカメラってワンボタン簡単録画なカメラなのかと思っていました。我が家はパナソニックのビデオカメラですが、特に細かい設定はせずに使用しています。若干明暗差が多い幼稚園の発表会では白飛びが気になることはあったもも、そういうものだろうと思っていただけで全体的にはとても満足していました。

「プロジェクター投影での発表を撮影したい」(我が家では幼稚園イベントでの撮影がメインなので考えもしていなかった撮影シーン)と聞かれ調べてみたところ、ビデオカメラにもデジカメの様なシャッタースピードや露出の設定があることを知りました。

各メーカーの印象

今回、パナソニック、キャノン、ソニーのビデオカメラを調べたのですが、家庭向けのビデオカメラのウェブサイトは子供を持つお母さんを対象としているのか、細かな仕様についてはわざと目に触れにくい様にしている様でした。特にパナソニックは細かな仕様が見つけられませんでした(「悪い」という話しでは無く)。ソニーは商品ラインナップが多彩なせいか、動画シャッタースピードや露出補正についても主な仕様を見ればわかる様になっていました。そこで、ソニーのハンディカムで調べてみました。

シャッタースピード

プロジェクターのビデオ撮影でネット検索してみると、モアレみたいな現象に悩まされている人が何人もいる様でした。プロジェクター側のリフレッシュレートとビデオカメラのシャッタースピードが同調してないことが原因だそうです。

プロジェクターで映したパワポを、青赤緑のモヤが映らず動画撮影したい – 写真・ビデオ – 専門家プロファイル
映像ディレクター小林 涼さんの回答の紹介です。

ビデオ撮影にもシャッタースピードがあることを知った瞬間でした(^_^;)

プレゼン部分がチラつくという話しも挙がっていました。蛍光灯下と同じ現象らしいです。下の動画のシャッタースピード「1/4o」のところだけですが画面がちらついてますね。これと同じ話でしょうか。

逆光補正

プロジェクターでのプレゼン撮影では人物が影に映ってしまうそうです。逆光状態ですね。ソニーのハンディカムには自動逆光補正機能「Dレンジオプティマイザー機能」がついている製品があります。

HDR-CX500V/CX520V 特長 : 感動をより深く高画質技術 | デジタルビデオカメラ Handycam ハンディカム | ソニー
ページの中程で「逆光補正」に触れられています。

上で紹介したページの中程によると「人物はもちろん、景色のみでも逆光補正を行います。白トビや黒つぶれの少ない鮮明な映像を撮影できます。」だそうです。

逆光補正(http://www.sony.jp/handycamページより)

逆光補正(http://www.sony.jp/handycamページより)

なるほど。メーカー公式の比較画像は多少誇張有りだと思ってますが(疑い深いm(_ _)m)、確かに効果はありそうですね。

AEシフト(露出・明るさ調整)

明るさの補正で調べていたところ、スポットライトなどの照明のある舞台では人物の白トビが問題になるそうで、AEシフトという機能が役立つそうです。

民生用ビデオカメラの撮影テクニック~AEシフト編~ – ビデオカメラ機材レポート
AEシフトで舞台撮影や逆光撮影対策。

上で紹介したページによると、AEシフトを使えば逆光撮影でもAEシフトを+側に設定すれば補正できるというこどす。

AEシフト(APEC 民生用ビデオカメラの撮影テクニック~AEシフト編~より)

AEシフト(APEC 民生用ビデオカメラの撮影テクニック~AEシフト編~より)

これは効果ありそうです。

ソニーハンディカム比較

シャッタースピード、逆光補正、AEシフトでソニーのビデオカメラ「ハンディカム」を比較してみました。2015年6月21日現在、ソニーはたくさんの製品ラインナップがありました。

商品一覧 | デジタルビデオカメラ Handycam ハンディカム | ソニー
ソニービデオカメラのページです。

シャッタースピード設定

シャッタースピードは撮影モードによる違いはあるみたいですが、どの製品も1/8-1/10,000秒と幅広く「シャッタースピード優先」時の記載もあるのでシャッタースピード設定はどの商品を選んでも問題無いようです。

逆行補正設定

こちらもどの商品でも「●(自動)」となっていました。この手のソフトウェアによる補正機能は新商品の方が性能高いことが多いので新商品を選んだ方が良さそうですが、そこまで大きな違いないのかと予想しています。

AEシフト

2015年6月21日現在、最安(それでもソニーストア価格で44,880円!)な HDR-CX480 ではAEシフトは非搭載でした。ひとつ上のモデルHDR-CX670からはAEシフトが搭載されていました(こちらはソニーストア価格54,880 円・・・)。それ以上の機種では、プロジェクタ機能搭載だったり4K対応だったりまた違った方向にグレードアップしているのでしょう。

どの商品がおすすめか

値段が高い商品ほど高性能なのは基本ですし、価格で妥協してひとつ上のモデルが欲しい機能を搭載していたりするとショックが多きいのですが、ビデオカメラは値が張るのでなかなか難しいと思います。今回は逆行撮影がメインなので、ビデオカメラ自体にプロジェクタ機能は必要なし、4KかHDかでHDに、限界まで妥協するとして、上で挙げたHDR-CX670がいいかなという選択肢になります。

ただ、今回のレポートは実機の評価ではなく情報収集の結果なので、高価な買い物になるわけですし、店頭で試用(さすがにプロジェクターでの評価は難しいですが、設定周りの確認とかならできそう)してみたり慎重に検討したいして欲しいところです。

Map RENTAL というビデオカメラのレンタルサービスもあるので、レンタルして試用して購入判断をするのもいいと思います。

マップレンタル|レンタルシステム
ビデオカメラのレンタルサービスです。

使用頻度が少ないならレンタルで済ませてしまうという手もあります。ただ、使用頻度が高かったり、万が一借り物を落としてしまったりなどで壊してしまうことが心配なら、じっくり検討して購入する方が安心です。

その際にこのレポートが参考になれば幸いです。

※ 発表会などの撮影は長時間に及ぶため三脚の準備もお忘れ無く。
持ち運び重視の軽量コンパクトな製品よりも、安定性が高い重ためな商品の方がおすすめです。人が多く移動したり狭いスペースに設置する必要があるなら、省スペースのものもあるので調べてみて下さい。

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