高速道路での自動車事故。果たしてその時。

10月5日の日没間際、とある高速道路でお笑いタレントの桜塚やっくんとそのマネージャーの2人が死亡する事故が発生した事をYahoo!ニュースで知りました。中央分離帯に衝突する自損事故を起こした後、車内から高速道路上へ出て撥ねられたのだといいます。慎んでご冥福をお祈り申し上げます。

桜塚やっくんにはお笑い全盛期に様々なお笑い番組でたくさん笑わせてもらいました。37歳という若さ。何時何が起るか分からない怖さ、自動車運転の怖さも教えてくれました。家族の命を預かる運転手として気を引き締めて運転しなくては。。

日没間際で暗い時間帯、雨で路面が濡れていたこと、片側2車線の狭いカーブ、路面は外側が低い「逆カント」だったらしいこと、毎年4〜5回は事故が起こっていたらしいことから、現場はかなり事故多発地帯だった様です。

桜塚やっくん、運転していた 死亡事故現場は「魔のカーブ」 (スポーツ報知) – Yahoo!ニュース
参考にした内の1サイトです。

事故車も後続車も他人事ではない

仕事場の休憩室でもこの話題が持ち上がっていました。その中で気になった会話を1つ。女性「轢いた方もとんだとばっちりですよねー」男性「急に出てきたら避けられないからね。」と。。

自動車を運転している限り、どんなに突然人が飛び出してきて、しかもそれが人が立ち入っては行けない高速道路だったとしても加害者は加害者なんです。。仮に飛び出してきた側が100%過失(ないと思いますが)であろうと、轢いたという事実は変わりませんし、法的に無罪だったから翌朝きれいさっぱり忘れましたなんて心理上もあり得ません。

逆に、自分が高速道路で追突された側だとします。事故そのものでもそうですし、家族が慌てて飛び出して後続車に撥ねられたり、後続車が家族が乗る自動車後部に突っ込んでくる可能性だってあります。何れにしてもそれで家族を失ったら自分は加害者だと後悔し続けるはずです。

やっぱり加害者は加害者なんです。

二次的な事故を回避するために

高速道路で事故を起こした、或いは高速道路を走行中に前方で事故が発生した。その時いったいどの様な行動をとればいいのでしょう。

まずは自分の意思が働きやすい「前方で事故発生」で考えてみます。考えられるのは結局、制御を失った車自体や散乱した部品と衝突する、事故車から人が突然降りてくるくらいでしょうか…。問題はこちらが最大で時速100kmと高速で走っているということ。

時速100kmの車は止まりません。

時速100kmで走行していると、タイヤの状態にもよりますが停止距離は80m〜90mにもなるのだそう。。これは前方の事故車から人が慌てて飛び出してきて、こちらの存在に気づき立ち止まってしまおうものなら、もはや避けられる状態ではありません。。

自分が事故を起こした側なら、最低限ハザードを付けて後続車を牽制した上で、絶対に道路を横切る方向へは走らない事ですね。これは家族にも徹底しなければ。

時速100kmでなければ止まるかもしれません。

もういちど、前方で事故発生の話しに戻すと、高速道路の速度制限は最大で時速100kmのほか最低時速50kmというのがあります。それ以上速度を落とすと逆に危険だからという理由ですが、そこは非常事態です。後ろの状況次第ではもう少し落としてもいいでしょう。後ろから車が接近してきたら渋滞時の要領でハザードで合図すればなんとかなるはずです。

もし時速40kmで事故車脇を通過できれば万が一の停止距離は20mほど。事故車から目一杯離れた横を走行できれば事故回避率はかなり上がると思います。万が一避けられなくても、今回の様な2人死亡事故へは発展しないで済むのではないかと思いました。

いち早く走行速度を下げる方法ですが、車間距離を十分に保っていて前方の事故にすぐ気づけたなら決して無理な方法ではないと思います。

後続車の対応がカギ。如何に気づいてもらうか。

やはり後続車が事故後のカギを握っている事には変わりなさそうですね。事故を起こした側は如何に後続車に気づいてもらうかです。路肩から道路の外に出れたり、中央分離帯にガードレールがあり間に身を隠せるというのでなければ、危険とは言ってもハザードを付けて車内で待機するのが安全かもしれません。下手に外に出ずに三画表示板を車の上に置くのは?などと考えて調べていたところ、こんなサイトがありました。

事故カルテ | リアルアンサーズ | トラック・バス用タイヤ | 株式会社ブリヂストン
三画表示板・白い布・発煙筒で事故を知らせる。

この記事では、「道路交通法では故障などで道路に停止する場合、三角表示板を車輌の後方に設置しなければならないことが定められている。」という情報も去ることながら、「最初の自損事故でハザードランプの左側が破損」「発煙筒に着火しようと試みたが着け方わからず」「三角表示板は積載していなかった」事から、「故障車輌表示義務違反による業務上過失致死傷」で追突された側の運転手が在宅起訴されたという事です。

事故時には義務もあり。良さそうと思ったことを適当に対応すればいいわけでは無いので気をつけましょう。

事故回避は難しい。一筋縄では行かなそう。

ニュースで知った事故を教訓に、事故について考えを巡らせてみるというのは重要ですね。高速道路走行中の制動距離とか最低時速とかを事故回避に利用しようなんて事故を目の当たりにしたその時、とっさに考えるのは無理だと思いました。

考えたこともない状態から考えを巡らせたこともあり、内容はまとまりありませんが、事故に備えるきっかけとして、これからもより安全な対応目指して考えていきたいと思います。

何かいい考え方があれば是非コメント下さい。

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