タントGのキーフリーシステム、運転席以外のドアからでも施錠できればいいのに。

キーフリーシステム用 ドア取っ手の黒ボタンタントG(L375S/ecoIDLE)にはキーフリーシステムが標準装備されています(タントのXグレード以上なら標準装備です)。キーフリーシステムがついているとカギをかばんやポケットの中等に入れておけば、運転席側のドアの取っ手にある黒いボタンを押すだけで施錠や解錠ができて便利ですが、やはり運転席以外のドアでも施錠や解錠ができればいいのにと思います。

子供を乗せる場合はたいてい助手席側後部のスライドドアになると思います。このドアだけがスライドドアなので、子供がいるからタントを買ったという人の多くはここのドアを使うはずです。

車のカギをかけるのは運転手だと思います。キーレスエントリーなどリモコンのボタンを押して施錠や解錠をするタイプであれば降りる順番や降りた後の行動を気にする必要はありませんが、ダイハツの(少なくともタント L375S/ecoIDLEに標準装備の)キーフリーシステムを活用するには施錠する時に運転手が運転席側ドアのところにいなければいけません。リモコンになっているので、キーレスエントリーと同様にも使えますが、キーをかばんから取り出す必要があるのでキーフリーシステムである魅力が半減してしまいます。

子供がいる場合、子供をチャイルドシートから下ろしたり、大人がもう一人いる場合でもチャイルドシートからおろしてもらってる間に荷物を下ろしたりと運転手はいろいろとやることがあります。運転手の駐車時の仕事はエンジンを止めて降りるくらいしかなく他の同乗者よりも早く手があくため、手伝うために運転席を離れることがほとんどです。そうなると手伝った後に全てのドアがしまったことを確認して、運転席側にまわって取っ手のボタンを押すという動きが必要なので、せっかくのキーフリーシステムが活かしきれません。一人で子供を乗せる時も、いったん運転席側にまわりこんでから助手席側の後方へ行く必要があるため面倒です。

耐えられないという範囲では決してなく、今でもリモコンのボタンに頼らず乗り降りしてますが、キーフリーシステムを評価するとすればこんなところです。もしこれからタントやダイハツ車でキーフリーシステムを付けようかと思っている方は試乗車で意識して確認してみることをお勧めします。知って試乗しないと気付かないことが多いので事前に情報収集して試乗に望みましょう。

#追記(2016/2/29)
やはりここが不自由という人が多いのか、今では助手席側でも施錠や解錠ができる様になっていました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました