2017年8月、最近は自動運転技術がもてはやされている感じです。もっとも自動運転といっても今は、緊急時の自動ブレーキとか、車線は見出し回避とか、衝突回避とかその辺りが普及している程度のレベル1とか呼ばれる程度ですが・・・
ちなみにこのレベル1とかこれらを複合して危険を回避するレベル2とか呼ばれるものだと事故はドライバーの責任になるそうです。
システムが主導権を握るとシステム責任になるらしいが・・・
でもそのうち、自動運転が高度化して2020年に実現しようとしているレベル3で自動運転モードというある条件下(高速道路上など走りやすい条件下)であれば車が勝手に走行できること、2025年のレベル4なんて完全にシステムだけで運転者が介在することなく自動車が走れることを目指しているのだから恐ろしいものです。
これら運転者が介在しないで走る自動運転による事故は自動運転しているシステムに責任があるというのです。
自動運転車にも「レベル」がある~自動運転レベルのお話~| 廃車ドットコム
参考にしたページです。
システムの責任って誰の責任??
「よかった。運転席に座っていても事故の責任は問われないのか!」なんて私には思えません。そもそもシステムが責任を取るってどういうことなのでしょうか・・・
システムに「お前の責任だ」と言うと「スミマセンデシタ。スミマセンデシタ。」と連呼してお金でも出てくるのでしょうか・・・。何も解決しませんね。
なにやら、東電原発事故以降の各所電力会社の対応(東電自身もですが)の再来を予感させます。
このレベルは官民ITS構想ロードマップ2016とやらで設定されているということですが、事故時の責任を「システム」ではなくて「開発メーカー」としないところを見ると、きっと開発メーカー側の責任はリコール程度なのではないでしょうか・・・
そんなこと無いことを祈りたいものですが、
まだ、鉄道の無人運転ですら実現していない内に完全自動化の自動車を目指す中で、自動運転車が起こした全国各地の人身事故を全て開発メーカーが損害を賠償しなければならないなど言い出したら、そんなリスクを負ってまで自動運転を開発するメーカーって無くなるのではないかとも思います。
それともそんな競争をしないと生き残れない世の中になろうとしているのか・・・
最終的な自動運転の責任って誰が??
いくらシステムが責任を負うと決めたところで、誰か人が責任を負わなくてはならないはずです。それがやっぱり運転席に座っている人なのか開発メーカーなのか都度裁判で争われる気もしますし、過失割合とかややこしい話しが多くなってくはずです。
実際のところ、実際に自動運転で大事故がおこってみないと真面目に考えない様な気もします。レベル3が普及し始めたらしばらく高速道路は控えた方が良さそうです。さらにレベル4が実現したら・・・なるべく自動車でも徒歩でも自転車でも外出は控えた方が良さそうです。
誰が責任を取るか別問題で、事故に巻き込まれたらたまりませんから。
ところで完全自動運転が実現したら運転免許証がなくても運転席に座れるんですかね・・・
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