先日、国際宇宙ステーション(ISS)へ新しいバッテリーや日用品などを届ける無人補給船「こうのとり(HTV)」の6号機が12月9日に打ち上げられ、予定通りの軌道へ投入されました。
それから4日後の12月13日にはISSに接近し、並走(ランデブー)することに成功した「こうのとり6号機」、いよいよISSとのドッキングの時です。
ランデブー&キャプチャによるドッキング
「こうのとり」は日本が編み出した方法で「ISS」とドッキングします。
まず、「こうのとり」は「ISS」に下方から少しずつ接近していきます。十分に接近した「こうのとり」は時速27,600kmで地球を回る「ISS」と同じスピードで飛行し、「ISS」とランデブーした状態になります。
「ISS」とランデブーした「こうのとり」は、「ISS」のクルーから見ると止まって見えます。このぴったりと止まった「こうのとり」を、「ISS」のクルーは備え付けのロボットアームを操作して捕まえます(キャプチャ/把持)。
捕まえてしまえばしめたもので、ロボットアームを動かして所定のドッキング位置まで「こうのとり」を運んで結合する。
・・・というわけです。
無事に成功!!
「こうのとり6号機」の打ち上げが延期にならなければ、このミッションに挑んだISSのクルーは大西 卓哉 宇宙飛行士だったかもしれません。。
でも、大西 宇宙飛行士は10月30日に地球へ帰還しているので今回は挑めませんでした。今回、ロボットアームで「こうのとり」のキャプチャに挑んだのは、SHANE KIMBROUGHさんでした。
彼は無事に「こうのとり」をキャプチャしてくれました☆
まだミッションは残っているものの・・・
「こうのとり6号機」にはまだデブリ除去の為の実験やドッキング解除からの大気圏再突入など、まだミッションは残されているものの、「ISS」に物資や装置を送り届けるという大役は無事に務めました。
「こうのとり6号機」のプロジェクトは成功したと言っていいと思います。
おめでとうございます(^_^)/
コメント