はやぶさ2が火星を撮影した目的。ただ写真を撮るだけでなかった。

宇宙や科学の話題
はやぶさ2Transferフェーズ ©JAXA

JAXAの「はやぶさ2」プロジェクトのサイトに「光学航法望遠カメラで火星を撮影しました」というトピックスが掲載されていました。「はやぶさ2」というのはJAXAが打ち上げた小惑星探査機で、現在「リュウグウ」という小惑星から物質を採取して地球に持ち帰るべく向かっている最中です。

そのトピックが掲載された5/31は地球と火星とが最接近(それでも7,500万kmだそうですが(^_^;))した日で、私も地球から火星の写真を撮っていたのでした。

なんと高機能な!

光学航法望遠カメラで火星を撮影しました| トピックス | JAXA はやぶさ2プロジェクト
光学航法望遠カメラ(ONC-T)で撮影した火星の写真が掲載されています。

なんでも火星の明るさに絞って撮影したのだとか。単にはやぶさ2に「撮影」ってコマンドを送るだけじゃないんですね!

火星撮影の理由

地球と火星が接近した様に、はやぶさ2と火星も5,000万kmまで接近しているのだそうです。ただ、今回火星を撮影した理由はそれだけではないと書かれていました。

探査機の位置・姿勢情報と実際にカメラが向いている方向の整合性の確認など、リュウグウに到着してからの観測のための重要な準備になっています。

とういことです。

思った通りの場所を飛んでいて、思った通りの方向にカメラを向けられて、適切な設定で撮影ができるかを試していたというわけですね。

↓JAXAトピック画像への直リンクですが。真ん中の点が火星です。

はやぶさ2が撮影した火星

ど真ん中ですね!

トピック記事を見てから改めて写真を見ると、狙い通りに写真が撮れていたであろうことが分かります。この調子で小惑星「リュウグウ」目指して順調な旅を続けて欲しいです(^_^)

コメント

タイトルとURLをコピーしました