X線天文衛星「ひとみ」の通信障害、29日は僅かに受信するも状況は悪し・・・

ASTRO-H 宇宙空間での想像図(CG) (C) JAXA

ASTRO-H 宇宙空間での想像図(CG) (C) JAXA

先月の2016年2月17日に打ち上げられたX線天文衛星(人工衛星)の「ひとみ(ASTRO−H)」、3月26日頃から衛星の電波を受信できないという深刻な事態に陥っています。

JAXAでは懸命な原因調査や復旧作業が続けられており、日々状況がウェブサイトで発表されています。29日の状況も発表されました。

28日以降、僅かながら2回電波を受信

JAXAが29日に発表したX線天文衛星「ひとみ」の状況です。

X 線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)の状況について(3月29日更新) | ファン!ファン!JAXA!
未だ衛星の状態確認できず。復旧作業及び原因調査を機構をあげて取り組み中。

これによると、28日以降僅かながら2回の衛星電波受信を記録しているものの、何れの電波も受信時間は極めて短く、衛星の状態の確認には至っていないということです。

ちなみに1回目の受信は28日の22時頃に内之浦宇宙空間観測所だったそうです。内之浦宇宙空間観測所は鹿児島県にあるロケットの射場施設で、かつて小惑星探査機「はやぶさ」を乗せたM−Vロケットが打ち上げられた施設です。

2回目の受信は29日の0時半頃にチリの首都「サンチアゴ」に位置しているサンチアゴ可搬局だそうです。JAXAの追跡管制網って海外にも広がっていたんですね(そりゃそうか・・・)

予断ならぬ状況・・・

衛星の状態確認には至らずも、電波の受信に成功している一方で、26日10時42分頃には米国JSpOC(国防総省戦略軍統合宇宙運用センター)から「衛星が5つの物体に分かれたものと推定している」と発表されているそうです。

「ひとみ」が空中分解している可能性も否定できない状況の様です。

まだ僅かに電波を受信できているといいますし、これに希望を抱きつつJAXAからのいい報告を待ちたいと思います。「ひとみ」が無事運用開始の日を迎えられますことを・・・

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