東京都港区南青山に販売予定だった「ザ・パークハウスグラン南青山高樹町」という高級マンションが、今年3月20日の引き渡しを目前に工事不具合により販売中止されたというニュースを知りました。
菱地所:鹿島施工不具合、損失請求へ-南青山高級物件の販売中止で – Bloomberg
販売中止に至るほど深刻な不具合って・・・
急な販売中止
最多価格帯で1億4,000万円台という超高級マンション(いわゆる億ション)、86戸のうち83戸が既に契約済みだったそうで、契約者への保証もでているそうです。
我が家は億を取った4,000万円にも満たないマンション住まいですが、この時期だともう住宅ローンも組み終わり、当時の住まいも契約終了の段取りは済ませ、引っ越しの準備やらいろいろ進めているころで、そんな時期に販売中止になってたらと思うとぞっとします。子供が学校に通ってたりすると、転校の手続きとかしている家庭もあったのではないでしょうか・・・。
過去にあった類似の事例
なんでも、2008年に長野県佐久市の「サンクレイドル佐久平」で類似の事例があったそうです。
東京青山「億ション工事失敗事件」続報――類似した前例で関係者はどう動いたか | SAFETY JAPAN [セーフティー・ジャパン] | 日経BP社
スリーブ入れ忘れでマンション解体の前例
スリーブ(貫通孔)というのを一部開け忘れたり、位置が不適切だったり、ずさんな不具合是正により鉄筋の一部を切断したが補強策もなされなかった結果、このマンションは震度5強以下でも倒壊する危険性があったのだとか・・・。
この話しの行く末は施工者である東武建設が、事業主であるアーネストワンに申し出て、建物の買い取りと解体を行ったのだとか。南青山のこのマンションはどのような道を辿るのでしょう、、
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