地震保険、高い保険料の支払いに見合うものなのか。

地震保険は火災保険に比べて2倍くらい高額です。今までは「火災保険では、地震に伴う火災や津波、家屋の破損は保証されない。」ということで地震保険にも入っていましたが、満期に伴う更新を機に考え直してみることにしました。

地域や住まいにもよってきますが、津波がくるなら東京や神奈川の多くも水没するくらいの立地で、鉄筋コンクリート造の低層耐震のマンションです。

津波が絶対無いとは言い切れませんが、甚大な津波被害があった場合、保険会社が財源を確保できなかったり、正常な業務が出来ない可能性は非常に高いと思います。ですので、津波については考えない事にします。

地震による家屋の破損を考えてみます。保険会社にもよりますが、今加入の地震保険では20%損で保証金額の5%、半壊で20%、全壊で100%とのこと。耐震で一部屋半壊したり全壊するならマンション自体倒壊していてもおかしくない状況です。昨今の大震災でも地震の力だけでマンションが倒壊する状況はそう多くなかったと思ってます。5%の保証のために高額な火災保険はもったいないですし、全国共済なんかでは火災保険の金額で5%の地震見舞い金がついてたりします。

マンションで一番可能性があるのは、地震に伴う出火ではないかと思いますが、これもどれほどあるかといえば疑問です。最近だと、東関東大震災で1都10県で津波が影響しない火災は324件、阪神淡路大震災では神戸市内で176件だったと聞きます。

保険は安心を買うものなので、無事なら損するものですが、保険セールスマンに言われるがまま地震保険に入っていたなら、支払い額に見合っているか1回考えてみるのもいいかもしれません。

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