宇宙空間を飛ぶ国際宇宙ステーション(ISS)、宇宙空間という閉鎖された環境で様々な国籍の複数人の宇宙飛行士が滞在し、日夜実験に明け暮れています。
その国際宇宙ステーションへの水や食料、実験資材、お土産など、物資を補給するために無人の補給船が活躍しています。100%の補給成功率を誇る日本の補給船の名が『こうのとり(HTV)』です。今回はその6号機です。
平成29年2月6日(月) 午前0時06分頃に全てのミッションを終え、大気圏再突入により破棄されました。ミッションは総合して成功です!
ミッション完了の発表
JAXA | 宇宙ステーション補給機「こうのとり」6号機(HTV6)の大気圏への再突入完了について
JAXAのプレスリリースで発表されました。
ミッション完了後の記者会見動画も公開されていました。
宇宙ステーション補給機「こうのとり」6号機(HTV6) ミッション完了後記者会見
今回のミッション
いつもの水や食料や衣料品、実験器具の他、今回の大きなミッションとしては新型リチウムイオンバッテリー6個の輸送と、スペースデブリ(宇宙ゴミ)対策のための実証実験「KITE(カイト)」の実施でした。
他全てのミッションを達成したのですが、KITEの実験の1つテザー伸展については上手く動作しなかったとのことでした。リトライやトラブルシュートを繰り返してなんとかテザーを伸展しようとしたが叶わなかったそうです。
放出機構のトラブルとのことですが、テザー伸展こそ未達だったものの、トラブルあってこそ技術の確立があるわけですし、そのトラブルシュートの過程で追加の実験も出来たそうで、大きな成果に繋がることでしょう(^_^)/
ミッションを終え大気圏に再突入する前の「こうのとり」6号機の姿、太陽を反射して輝く姿がとても美しいですね。
ミッション遂行おめでとうございます。お疲れさまでした☆
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