地球近傍(ジオスペース)に広がる高エネルギーの放射線地帯「ヴァンアレン帯」その秘密を解く為、2016年12月20日(火)にイプシロン2号機で打ち上げられた「ジオスペース探査衛星『あらせ』(ERG)」ですが、観測に向けての準備が着々と進められています。
イプシロン2号機打ち上げのライブ中継で、MCの村上 豪さんも「衛星にとってはまさにここからが本番。まだまだ気を抜けない運用が続いていくので、これからも応援をよろしくお願いします。」と言ってましたし、「ロケット打ち上げに興味が集まりがちですが、衛星開発者の立場としては、打ち上がった後の衛星の活躍にも興味を持って頂けると嬉しい」とも言っていましたので、私もブログで少し触れていこうと思います。
2017年1月13日(金) 軌道変更運用が完了
ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG)の軌道変更運用(近地点高度上昇)の完了について | ファン!ファン!JAXA!
参考にしたページです。
「あらせ」は、イプシロン2号機により地球に高度約214kmまで近づく楕円軌道に軌道投入されていたのですが、この軌道変更運用により、高度約460kmまで近づくより高い楕円軌道に変更されたそうです。
ただ私、この軌道変更がどういう意図で行われたか分からないんですよね。人工衛星の軌道とかジオスペースとかに疎いもので。。ISSの高度がおよそ400kmだそうで、それより高くしたかったのでしょうか???460kmからがジオスペースなのでしょうか!?
2017年1月22日(日)ワイヤーアンテナ(電場観測センサ)の伸展完了
ワイヤーアンテナの伸展完了について | ファン!ファン!JAXA!
参考にしたページです。
長さ15mのワイヤーアンテナを4本全て伸ばすことに成功したそうです。これは電場を観測するセンサーということです。
2017年1月23日(月)クリティカル運用期間終了
JAXA | ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG)のクリティカル運用期間の終了について
参考にしたページです。
『軌道変更運用(近地点高度上昇)、ワイヤーアンテナの伸展、伸展マストの伸展など、重要なシーケンスが正常に実施されたことを確認できた』とうことで、衛星の立ち上げは成功、これから2ヶ月の初期運用を経て定常運用へと入るそうです。
人工衛星「あらせ」が、未知のジオスペース、未知のヴァンアレン帯でどの様な発見をしてくれるのか楽しみにしてます(^_^)。
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