家庭用のプリンターを買おうと思いまして検討中です。
家庭用のプリンターというと多くは「インクジェット・プリンター」というインクを紙に吹き付けて印刷するタイプのプリンターになります。「レーザー・プリンター」というのもあり、メリットも大きく検討の余地があるのですが、価格が高く、写真印刷には向かず、本体も大きく、消費電力も高いという感じで敷居が高いプリンターです。
そこで、やはり「インクジェット・プリンター」が候補なのですが、あまり使わないとインクが目詰まりして使いたいときに苦戦するというのが悩みの種です。(私の20年の経験上(^_^;))
目次
プリンタのインク詰まりを解消するインクがある。
インクジェットプリンターには、インク詰まりを予防する機能や、インク詰まりを起こした時の為に「プリンタヘッドクリーニング」という機能が備わっています。プリンタヘッドというのはインクの噴き出し口でして、ここでインクが詰まります。
ただ、数ヶ月使わないことがざらだったりすると、頑固なインク詰まりを起こし、プリンタヘッドクリーニングを何度してもインク詰まりが直らないなんてことになります。年賀状を作ろうと半年ぶりに引っ張り出してこれだと非常に泣けます。
こんな状態でもインク詰まりを解消する方法が3つあります。
1つ目は修理に出す、2つ目は「クリーニング用のインク」を装着してクリーニングする、3つ目はプリンタではなくインクカートリッジの方にプリンタヘッドが付いている機種限定なのですが、「インクを交換する」です。
1と2は修理に出したりクリーニング用インクを購入したりする時間とお金がかかります。それに必ず直るという保証がないので現実的ではありません。
プリンタヘッドがインクカートリッジの方に付いている機種であれば、インクを交換することでインク詰まりはすっきり解消します。
プリンタのインク詰まりを解消するインク、それは「プリンタヘッドとインクカートリッジが一体型になっているインク」です。
普及はいまいち、その理由は・・・
それが万能なら、全てのインクジェット・プリンターはプリンタヘッドとインクカートリッジが一体となっているハズです。でも、プリンタヘッドがプリンタの方に付いているプリンターの方が圧倒的に多いんです。
2017年1月時点で、私が知っているのは次の8機種です。
- CanonのiP2700
- HPのプリンタ6機種(ENVY4520, 4650, 5540, 5542, 5642, 5640, 5742)
HPは一体型にとても力を入れている様ですが、Canonはたくさん出している中の1機種のみ、EPSONやbrotherなど他のメーカーは出していないみたいです。
インクカートリッジは当然高くなる
インクカートリッジにプリンタヘッドが付くのですから、交換用のインクカートリッジは当然高くなります。CanonのiP2700は「黒インク」と「3色カラーインク」の2種類を使う機種だったので、同様に「黒インク」と「3色カラーインク」の2種類使用でプリンタヘッド一体型インクでないCanon MG3630の2機種でインクカートリッジ価格を比較してみました。2017年1月9日時点のヨドバシ.com価格比較です。
- Canon iP2700(ヘッド一体型) 黒 [BC-310] ・・・ 2,210円
- Canon iP2700(ヘッド一体型) カラー[BC-311] ・・・ 2,390円
- Canon MG3630(ヘッド別) 黒[BC-340] ・・・ 1,560円
- Canon MG3630(ヘッド別) カラー[BC-341] ・・・ 1,750円
インク性能とかもあるかもしれませんが、ヘッド一体型の方が600円くらい高くなっていました。
カラーが3色セットになっているから、コストが嵩む。
最近は、3色、4色、5色など、印刷物が綺麗になる様にインク数が増えています。そして印刷1枚辺りの価格が安く済む様に、そしてインクが無駄にならない様に、各色1種類につきインクカートリッジが1種類という独立タイプのインクカートリッジになっているプリンターがほとんどです。
プリンタヘッドとインクカートリッジを一体型にして、各色独立したカートリッジにするとインクはもっと高くなってしまうのでしょうか・・・。仕組みはよくわかっていないのですが、少なくともCanonもHPも「黒」と「カラー」という分け方をしています。
例えば黄色が無くなっただけで、他のインクも交換となるのですから、メーカーがカタログに載せている印刷コストの金額よりも多くなることは避けられないでしょう・・・
すぐに直るが予防にはならない。
万が一、プリンタヘッドにインクが詰まってしまってもインク交換で復活するのが、プリンタヘッドとインクカートリッジが一体型になっているプリンターの強みではあるのですが、あくまでも「詰まっても、インク交換で解消する」という程度。インクが詰まらない様に予防する仕組みではありません。そして、インクが詰まらせがちな人というのは、プリンターの使用頻度が低い人なのです。
黒とカラーを合わせて4,000円くらいで揃えて数回印刷。しばらく放っておいたが為にインクが目詰まりして直らない・・・。となった場合、そこで黒とカラーを買い直して4,000円の出費・・・。
修理代を先に払っているだけという感じですし、インクは無駄になるし、根本的な解決になっていません。長く使えば使うほど、使用頻度が高ければ高いほど、余計な出費が増えていく(インクカートリッジが高いので)というのが残念でなりません・・・。
プリンタ選び・・・。迷う・・・。
「プリンタヘッドとインクカートリッジが一体型のプリンターがいいのでは?」と思っていただけに、プリンタ選び・・・ますます迷います。
でも、「プリンタヘッドとインクカートリッジが一体型のプリンタをお勧めするとしたら誰か?」と考えても何も思いつかない今、果たしてどれを買うべきか・・・。とっても迷います。
さて・・・。やはり、インクジェットプリンタは使用頻度を高める工夫が必要と肝に銘じつつ、インクジェットの複合機という方向性でプリンタ選びを進めていきたいと追います。
プリンタ選びは難しい・・・
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