先日、寺家ふるさと村にホタルを見に行ってきました。→ 過去記事「ホタルを見てきました。神奈川県の寺家ふるさと村にて。」
ホタルの舞うさまを写真に収めようと、Nikon のレンズ交換式アドバンスドカメラ(ミラーレス一眼)のNikon 1 J4 を持って出かけたのですが、あまりいい写真は撮れませんでした。
今回は、なぜ Nikon 1 がホタル撮影に適さないと思ったのかを書くことにします。
何と何と比べて??
まず今回、何と何とを比べて適さないと言おうとしているのかを書いておきます。Nikonのレンズ交換式アドバンスドカメラ「Nikon 1 J4」と、Nikon のデジタル一眼「Nikon D5100」とを比べています。つまり、ミラーレスとデジタル一眼とを比べ、ミラーレスが適さないと思ったという記事です。
もちろん、メーカーや価格帯によって必ずしも同じ結論に至るかはわからないことだけ、覚えておいてください。
1.刻々と暗くなる空。設定変更のスピードで負ける・・・
今回、ホタルの見頃は日没直後の暗くなっていく最中でした。
現地に着くなり、カメラを準備してシャッタースピード優先で感度やレンズを調整してホタルの撮影に備えたのですが、撮影を開始してからどんどん暗くなっていくので、その都度設定の調整が必要なほどでした。
デジタル一眼であれば、数多くついているダイヤルでシャッタースピード優先にセットしておけば、手元のダイアルですぐさまシャッタースピードを微調整できるのですが、
ミラーレスの方はいちいち、ボタンを押してシャッタースピードを変更するモードに切り替えた上でシャッタースピードを変更、また少し時間が経つともとのモードに戻ってしまうので微調整が大変でした・・・(T_T)
撮りたいけど、設定を変えなくては!!
もたもた・・・というところに煩わしさを抱いたのでした。
2.マニュアルフォーカスが難しい!
暗がりで数匹のホタルに焦点を合わせようというのだから、オートフォーカスはあてになりません。Nikon 1 J4 の自慢のオートフォーカスもその暗さから迷いまくっていました。Nikon J4 ではピントがうまく合っていないとシャッターすら切れないのも痛い話しです・・・
仕方なくマニュアルでフォーカスを合わせようとするのですが、これがまた難しい。デジカメの小さい液晶画面には真っ暗な闇とホタルの光の小さな点・・・、いまいちフォーカスが合っているかわからない液晶でのピント合わせ・・・。全くうまく決まりません(-_-;)
デジタル一眼だったらレンズをマニュアルモードに切り替えて、ファインダーをのぞきながらレンズの円筒部分を回してサッ・・・なのに・・・。
3.液晶画面よりも光学ファインダー
暗くなっていくにつれ、液晶画面にはほとんど何も映らなくなってきました。肉眼であればホタルの光や草むらだって見えるのに・・・。
液晶画面は光がほとんどないシーンには苦手の様です・・・。いままでデジタル一眼の光学ファインダーではそんな不自由を感じたことはありませんでした。けっきょく方向であたりをつけその方向でシャッターを切ろうとする形に・・・
光学ファインダーを備えていないミラーレスには苦戦をさせられました・・・
やはりデジタル一眼
さすがに重くて大きいだけのことはありますね。さまざまな機能を操作しやすい様にたくさんのボタンを搭載し、オートフォーカスやマニュアルフォーカスを瞬時に切り替え、刻々と変わるシャッターチャンスを逃さない様に設計されたプロ向けのカメラ・・・。
私は、子供と出かける時の取り回しの良さからミラーレスに乗り換えたのですが、やっぱりこういう時はデジタル一眼を使っていればな・・・と思うのでした。
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