先月の2016年2月17日に打ち上げられたX線天文衛星(人工衛星)の「ひとみ(ASTRO−H)」は、3月26日頃から電波を受信できない状態が続いていました。
そして電波が受信できなくなってからおよそ1ヶ月の4月28日、JAXAから「X線天文衛星ASTRO-H「ひとみ」の今後の運用について」という発表がなされたのでした。
JAXAが至ったという二つの結論とは・・・
JAXAが至った二つの結論
JAXA | X線天文衛星ASTRO-H「ひとみ」の今後の運用について
2016年4月28日に発表されたJAXAのプレスリリースです。
この中でJAXAの発表した結論を簡単に紹介すると・・・
- 太陽電池パドルが両翼とも取れてしまった。
- 僅かに電波を受信したと言ったが、あれは間違いだった。
今後のASTRO-H運用について
太陽電池パドルが取れ、通信も不能ということから、JAXAでは衛星復旧のための取り組みから、今回の異常に至った原因究明へとシフトするということです。
今回はH−ⅡAロケットの30号機という記念すべき打ち上げ、そして熱い宇宙の解明に向けた大型のX線天文衛星の打ち上げだっただけに、復旧打ち切りとはとても残念です。
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