スズキの新型「スペーシア」のいい機能

スズキの軽自動車「スペーシア」が2013年3月15日から発売されるそうです。「スペーシア」はハイトワゴン「パレット」のフルモデルチェンジで、その際に名称も変更したという話しです。ということは競合車種はダイハツの「タント」と日産の「ルークス」、ホンダの「N BOX」ですね。

我が家はダイハツのタントに乗っているので、ハイトワゴンというこのジャンルが小さい子供がいる家庭ではとても便利だということは体感済みです。ただ車体の小さい車と比べて燃費が悪いというのが若干の不満でした。

スズキの公式サイトでは、堀北真希さんをイメージキャラクターに「新型スペーシアには女性にとってのうれしいがいっぱい!」とアピールしていました。内容を見ているとボタン一つでグリップに手をかけることなく後席ドアを自動解錠・自動開閉できるので長いネイルを付けていても簡単という話し(運転席のドアには無さそうなのでウリになるかは不明ですが)や、前席も着座位置が低い(低床)なので短いスカートでもすそを気にせず乗れるとかの他、後席両側スライドドアで狭い駐車場でも子供に安心して乗り降りさせられるとか、オプションで暑さやまぶしさから子供を守るロールサンシェードや、子供が前座席背面を蹴って汚してしまうのを防ぐキックガードが付けられるという内容だったので、読んだ限りでは「子供がいる若いお母さん」向けといった印象を受けました。

タントに乗って買い物をよくする自分としては「運転中も荷物が安定する、助手席シートアンダーボックス」が気になりました。助手席座面を前におこすと座面下部分が浅いボックスになっていて、荷物の横ずれを防ぐ機能です。買い物をした帰り道、けっこう慎重に走っているつもりでも急カーブや右左折等で荷物が横ずれして落ちたり倒れたりすることがあり、運転中だから拾うわけにもいかないしと、ささいながら大変な目にあっています。助手席だけ?と思う方もいそうですが、子供連れの3人家族だと運転1人、子供は後部チャイルドシート、大人もう一人は子供を見てるために後部座席という感じになり助手席が一番空く座席になるので十分だと思います。

スペーシアの燃費も29.0km/Lとすごいですね。ダイハツのタントが25.0km/L、日産のルークスが22.2km/Lと比べて大幅な燃費向上です。どんな仕組みで群を抜く燃費をたたき出しているのかというと、タントもそうですが減速時のエネルギーで発電・充電するエネチャージ(ene-CHARGE)の他、エアコン使用で凍る蓄冷材を使って夏場アイドリングストップが動作しても冷風をキープするエコクール(eco-COOL)、これもタントと同様ですがより性能が高そうな停車前にエンジンを停止する新アイドリングストップシステムはアクセルを離すとガソリンの供給をストップ(タントは?)し時速13km以下になるとエンジンが自動停止(タントは時速7km以下)で惰性で進むという仕組み。

タントの時速7km以下でも停車までもう少し惰性で進む距離があってもいいのに・・。と思っているだけに、13kmって早すぎないか?と思ってしまいますが、勢いがあるうちにエンジンがストップするので同じ感覚でいけるのか、自分の様にやんわり停止するのではなくてもう少しきびきび停止・発進する人向けなのか気になります。試乗してみたいですがタントから買い替える気はない(内装が気に入っている&金銭的余裕の関係)のでたぶんしません。スペーシアを考えている人は乗らなければ分からない乗り心地なだけに、通常の走行操作はもちろん、ウリにしている機能の使い心地、平坦だけでなく上り坂でのアイドリングストップなども意識して試乗してみることをお勧めします。

スペーシアいいですね。今のタントを買ったのが1年前なのでタントとしては今も新型、その時にスペーシアが出てたらかなり悩んでたはずです。

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