書籍を裁断してスキャナでスキャニング。紙の本をPDFやJPEG等で電子ファイル化するいわゆる「自炊」ってご存知ですか？「自炊」をすることで、本棚を占領していたたまにしか読まない本をすっきり片づけることができます。
電子ファイル化した書籍の弱点は読みづらいこと。やはり本をぱらぱらめくる手軽さには勝てません。でも最近ではパソコンモニタの大型化やiPadなどタブレットが登場したことで、だいぶ改善されてきた様に思います。
そうなってくると後は裁断やスキャンに必要な機材と手間の問題ですが、試してみたい人や、たまにしか「自炊」しない人、そこそこやるけど裁断機を買うとしまう場所に困るという人、「自炊」したい本がたくさんある人には、本の裁断サービスがおすすめです。
裁断サービスと言うのは、本を裁断業者に郵送すれば裁断した本を束ねて送り返してくれるというサービスです。裁断する本の数に応じて費用こそかかってしまいますが、裁断機を購入する費用やしまう場所の確保、歯こぼれした歯の交換や可動部分のメンテナンス費用やその手間が省けるので、多くの人はこれで十分ではないかと思います。それに業務用の裁断機だけあって切断面の綺麗さが違います。
裁断サービスを提供している業者の中には、大量のページを１度にスキャンできる高速ドキュメントスキャナをレンタルしてくれる業者もあり、併せて利用するのも便利そうです。私は ScanSnap S300M という Canon製のドキュメントスキャナを持っていたので、このサービスは試していませんが、レンタル料の関係もあるのでまとまった時間がとれる日を選んでレンタルできるならお得だと思います。
大量にある本を裁断してもらい自分のペースでゆっくり電子化という場合は、ドキュメントスキャナを買ってしまう方が安上がりでしょう。裁断機よりもキュメントスキャナの方が、名刺や料金明細をパソコンに取り込んだりといろいろな用途に使えますし。
「せっかくなら、裁断して電子化したうえで送り返してくれればいいのに..」と思うかもしれませんが、個人利用目的の著作物の複製という点で法的にグレーらしいです。そこまでやってくれちゃう業者もありますが、そういう業者は避けたほうがいいでしょう。
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