高速道路でまさかのタイヤパンクを体験。5年超えの古タイヤを全交換して安心装備について再確認した話し。

先日、中央自動車動でタイヤのパンクを経験しました。

高速道路上での車両トラブルなんて始めて経験しました。家族4人で日帰り観光に向かう際の出来事でしたが、怪我や重大事故には繋がらなかったのが幸いでした。

せっかくなので、高速道路上でタイヤのパンクが発生、そこから無事観光に戻るまでの話しをレポートしておくことにしました。

高速道路走行中、突然の異音と振動が発生

サービスエリアでの休憩を終えて高速道路の本線に戻り、10分ほど走行したところで車に異変を感じました。

最初は道路がガタガタなのかと思いましたが区間が長い・・・。それはルームミラーを見るとすごい激しく振動しており、これは何かがおかしいと思いました。

ハザードを出しつつ、後続車に追突されない様に距離をかけて路肩に寄せて停止しました。

あまり混雑していなかったことと、路肩が広かったこと、一番左側の走行車線を走行していて良かったです。。

高速道路の路肩へ。不安は後方からの追突。

『高速道路で停車していると、後続車が「止まっている事に気付かず(判断が遅れ)」追突してくる』という事故の話しをたまに聞きます。高速道路上で車を降りた歩行者?がはねられて亡くなるという話しも・・・。

高速道路で停車するのも、高速道路で車を降りるのもとても勇気がいりました。

その後、ネットで「高速道路で停車する時に三角表示板を立てないと違反なのか」という記事を見かけましたが、違反・違反で無いとか考える以前に「なんとか追突されない様にしなくては・・・」と真っ先に三角表示板を引っ張り出して設置しましたね・・・

私の場合、おそるおそる助手席側のドアから降り、三角表示板を車の後方10mの辺りに設置した後、非常信号灯を車に立てたのですが、今考えると非常信号灯を立ててから車を降りて三角表示板を設置する方が安全でした。

ロードサービスへ連絡中、警察やNEXCO車両が集まって来た(^_^;)

「タイヤがパンクした。」→「ロードサービスへ連絡しよう。」という私の頭からは、「単独事故→警察へ連絡」という考えがすっぽりと抜けていました。

でも心配無用でした。

自動車保険のロードサービスの方と電話で会話中、パトカーがやってきました。ついでにNEXCO中日本の黄色パトカーもやってきました。

その素早さから「どこから沸いてきたんだ」という印象。いつの間にか砂糖にたかっている働きアリの様でした。もちろん悪い意味ではありません。最もしっくりくる例えがこれだったもので・・・

VICS情報とかで渋滞が分かるくらいなので、高速道路上で異常に止まっている車両とかすぐに発見できるんですかね??その時駆けつけたNEXCO中日本の方によると、#9910に電話をかけてもらえれば色々サポートしてくれるとのことでした。

警察からの質問対応

かけつけた警察の方から「警察には電話しましたか」とのこと。「今話しているのがロードサービスで、まだ警察には連絡していない。」ことを伝えると、「パトロールで来たので、今回これで大丈夫」とのことでした。

免許証を見せて、どの様な事故なのかを聞かれて終了。警察は早々と撤収、ほどなくしてNEXCO中日本の黄色パトカーもパンフレットを渡し、事故時の説明をして撤収していきました。

パトカーや黄色パトカーが止まっていた時は、追突されない安心感がありましたが、ここで再び本線を走る車に追突されないか心配になりました。

ロードサービス到着。レッカーで近隣のタイヤ館へ

自動車保険のロードサービス到着しレッカー移動になりました。我々家族4人はレッカーの後部座席へ移動、ロードサービスの方が車をレッカーに移動し、近くの車屋さんへ向かう事になりました。

我が家で入っている自動車保険は「ソニー損保」、パンク修理のお店までのレッカー代と家族が高速を降りるまでの輸送と、降りてから修理屋さんまでの交通費(電車・バス・タクシー)を保険で負担してくれるとのことでした。タイヤのパンク修理代は自分持ちとのことでした。

実際のところ、ソニー損保に依頼されたレッカー業者の気さくな職員さんの計らいで、レッカーに同乗して修理屋さんまで運んで頂きました。その業者さんでは、子供がいたり生ものを積んでいたりと急ぐ場合は普通に乗せて修理のお店まで連れて行っているとのこと。

レッカー移動中、路肩に早めに止めるのは良い判断だったと聞く。

レッカーでの移動中の車内で、早い段階で路肩に停車したのは好判断だったと聞きました。

なんでも、タイヤがパンクした状態で走行を続けていると、そのうちタイヤがホイールから剥がれてブレーキの部分やABSの部品を傷めたり、車としてどうしようもない故障に繋がってしまったりしてしまうそうです。

イメージは沸きますね・・・

危ないところでした。

タイヤ館で安全走行の為のタイヤ寿命について聞く

我が家の車は購入後五年以上経つ車。新車の時からタイヤ交換などしておらず、経年劣化で小さなヒビなど入り始めた状態なのだそうです。

すぐに必ずパンクするかというとそんなことはないそうですが、タイヤは5年も経てばゴムの経年劣化で買い換え時期なのだそうです。細かなヒビであっても温度が上がったり下がったり、湿気が増えたり減ったりで痛んでいき、ちょっとした拍子にパンクまで至るから要注意なのだとか・・・。

店頭で見せてもらったヒビとパンクのサンプル模型を見て「確かに5年も経てば劣化するだろうし、安全面から全交換して安心を買っておくのも悪くないな・・・」と思ったのでした。

レッカーの業者も、修理屋さんも、これを機に全交換を勧めてきました。営業トークもあるのかもしれませんが、「交換を渋る」か「全交換するか」を自問自答した結果は迷い無く「交換する」でした。迷った要素としては交換費用くらいでした。

タイヤ全交換。我が家の場合は安いタイヤで十分だとのこと

我が家の車はダイハツのタントという軽自動車なのですが、タイヤ館で聞いた話し、新車で搭載されていたタイヤと同性能のタイヤにすると4本全交換で古タイヤの引き取りと交換作業代込みで54,000円だという話しでした。

グレードを下げれば27,000円で全交換できるとのこと。

どちらにしますかと尋ねられたのですが、安物買いは慎重にしないといけません。普段の私は一番安い商品は避けるのですが、この価格差に心が揺らいでいました。

もう少し詳しくタイヤの説明を聞いてみることにしました。

このグレードの違いは「燃費の良さ」と「タイヤの長持ちさ」の違いだということ。タイヤが長持ちするというのは重要な要素なのですが、タイヤ館の人が言うには我が家の場合、年数の割に走行距離がとても短いので、走ってタイヤが痛むよりは経年劣化の方が早いだろうから、どちらのタイヤも選んでも「持ち」を気にするほどではないとのことでした。

燃費だって劇的向上をするわけではなさそうですし、安いタイヤでの方で交換をお願いしました。ここでレッカーの業者さんとはレッカー作業完了の書類にサインして手続き完了で撤収していきました。

安心感と確かな快適さを買った2万7千円

タイヤ館での交換作業は20分ほど、この間に支払いを済ませ、河口湖に向かうところだったという話しと、河口湖に向かうのなら「ここがお勧め」みたいな話しを聞いていました。

さすがは新しいタイヤ。

走行安定性が格段にアップしたことが感じ取れました。走っていて地面から伝わる振動がすごく少ないのです。走りもスムーズになった気がします。

5年のうちにタイヤ自体の性能も向上しているに違いありません。27,000円の出費は痛いですがこれでしばらくは安心できます。

もっとも今回の場合、タイヤのヒビの劣化では無くて何かを踏んで穴が空いたことによるパンクであることが分かったのですが、少なくともタイヤの劣化を心配しながら運転しないで済むのは大きいです。

高速道路走行でこれだけは備えておくべき

今回の高速道路でのタイヤパンクを経験して、備えておくべきことを再認識しました。

1つは日頃の観察です。日々のメンテナンスほど敷居の高いものではありません。タイヤを日頃から見る様にしておけば、ちいさな異変に気づける様になっていくとのこと。

後は車載の装備ですね。

三角表示板は高速道路上の事故だと設置義務があり設置しないと違反です。それに違反とか違反で無いとか関係なく、これがないと最低限の安全確保もできません。まだ日が出ている時間帯だったからいいものの、これが夜だったらと思うとぞっとします。

まずは車に乗ったままで異常を知らせることができる非常信号灯、そして車から離れた位置に置いて本線を走る車に異常をいち早く知らせることができる三角表示板は必須だと思いました。

特に三角表示板は設置義務がありますが携行の義務は無いため、車に装備されてない必需品なので備えておかないといろいろ問題が起きます。

そして、5年未満の新鮮なタイヤ。

安全運転のためにも備えておきたい装備です。

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