昨年の話題になるのですが、2016年12月22日の木曜日の夜、ふとつけたテレビで「マレにしか起こらないTV」という番組を見ていました。それは、バラエティ番組で「マレに見る映像」をテーマに、タレント達がレアな映像を選んで発表し競い合うという番組でした。
そんな中で「ウルトラスーパームーン」の映像が「マレ映像」だというのを聞き、「何を大げさな・・・。スーパームーンと言ったって、『ウルトラ』と付けるほどではないだろうに・・・」と見始めたのですが、これがまたすごかったです。
スーパームーンをウルトラスーパームーンに仕立てる。
番組の概要が紹介されているページを見つけました。番組の詳細はこちらに譲ります。
巨大満月をバックにムーンウォーク、RG&マイコーりょうが石垣島へ – お笑いナタリー
番組放送前の予告で掲載された記事の様です。
そもそも、この間(2016年11月14日)のスーパームーン、日本は全国的に曇り〜雨でした。それをわざわざ「沖縄なら見えるらしい」ということで沖縄まで飛んだという序盤で私の心を掴みました。ちなみに沖縄に飛んだのはタレントの「レイザーラモンRG」でした。
さらには・・・
そのスーパームーンをバックにムーンウォークをやろうという冗談を発端とした様な企画の為に、月の登る位置を予測し、ムーンウォークができる様に滑らかな板を設置し「マイコーりょう」をスタンバイさせ、月が昇る時を待つという編集なしの一発チャレンジ。
しかも、合成なしで巨大満月の前でムーンウォークを実現するためのカメラ位置まで計算し、「マイコーりょう」を丘の上に立たせ、「マイコーりょう」からずっと離れた600mの場所から望遠で月を狙うことで、巨大な満月の前でムーンウォークをしている絵を撮ろうというのだから「マレ映像」を撮るための努力が伝わってきます。
これならば確かに、「『ウルトラ』スーパームーン」と呼んで恥のないスケールの満月映像になりそうです。
番組映像がYouTubeに挙がってました。
ど迫力ですね。とても感動しました。
「マレにしか起こらないTV」ということで、たまたまビデオに映った「マレ映像」、どこか珍しい場所で撮影したスーパームーン映像かと思って見始めたのですが全然文句なしのスーパー映像でした。
「すごいなー」と感心すると共に、誰もが感心する貴重映像を生み出す為に、挑戦と努力を惜しんではいけないんだなと思いました。
このビデオの前半部分はハッブル宇宙望遠鏡が撮影し、NASAが発表した貴重な「木星の巨大オーロラ」の映像なのですが、この一般人には決して撮影出来ない貴重映像すら、一般人でも撮影できる月の映像の前にはくすんで見えます。
綿密に練った企画、失敗したら価値が無くなる困難な企画への挑戦、入念な準備と実現への執念。これならNASAにしか撮れない貴重映像に勝って納得です。
「バラエティーなんだから純粋に番組を楽しめよ」と言われそうな感じですが、いろいろ勉強させられた15分でした。
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