茨城県はつくば市にある筑波宇宙センターに行ってきました。筑波宇宙センターへ行くのは今回で2回目、今回は前回と異なり息子と一緒ではなく、私一人での旅となりました。
つくば駅より徒歩で30分(バス・タクシーがおすすめ)、ようやく筑波宇宙センターに到着しました。まずは入場無料の常設展示室「スペースドーム」へ足を運びました。
目次
「きぼう」日本実験棟の実物大模型が変わった!
今回、2度目の筑波宇宙センターを訪れたのは、以前は一部工事中で見れない部分があったのと、最近展示物がリニューアルされたと聞いたためです。
まずは、今回(2015年6月)のスペースドーム内部の写真です。
ん・・・、「きぼう」日本実験棟の実物大模型ってこんなにカッコ良かったっけか・・・??
まず飛び込んで来たのは銀色に輝く「きぼう」の実物大模型でした。「きぼう」の中に入るまでいまいち半信半疑でしたが、確かに変わってました。
前回(2014年11月)の写真も並べてみます。
手前の衛星模型が大きいので「きぼう」が分かりづらいですが、前回の時は白くまるっとした形をしていました。実物大のモデルといっても本物同様かは別なんですね。
展示室の床も地味にカッコよくなっていました。
宇宙飛行士パネルは油井 亀美也 飛行士
展示室内で紹介されている宇宙飛行士は2015年7月23日に国際宇宙ステーション(ISS)に向けてロシアのソユーズ宇宙船で打ち上げ予定の宇宙飛行士です。当初5月27日に打ち上げ予定でしたが延期されています。
冬は帰還に適さないとかで延期が重なると滞在期間が短くなるとかの話しも聞きます。是非次回は無事打ち上げられることを願っています。
さてこの場所、前回の時は若田 光一 飛行士でした。
「きぼう」日本実験棟模型、前の方が遊べた様な・・・
リニューアルされた「きぼう」(2015年6月撮影)
本格的な「きぼう」日本実験棟模型、確かに見た目はよりリアルになったのですが、4才の息子が以前楽しんでいた「きぼう」からは遊び要素が無くなってしまった様な気もします。まずは今回(2015年6月)の写真から。
外観はカッコいいのひと言に尽きます。外観は日の丸のついた銀色の大きな装置です。
中に入ると細かな計器やら装置やら詳しいことは分かりませんが、たくさんの機器が設置されていることがわかります。ただ、展示物という感じで、触って壊れないようにカバーが掛けられています。
次の写真はおそらくハッチ。前の模型には無かったはずです。
白くて大きくてカッコいいですね。
続いてロボットアーム操作ラックの部分です。こちらも機材が本格的ですが、やはりカバーで覆われています。
見て本物のすごさは味わえますが、幼児が楽しむことができるのでしょうか。まあ、前の時もまさか息子が気に入るとも思わなかったので、案外大丈夫なのかもしれません。
リニューアル前の「きぼう」(2014年11月撮影)
つづけて、前回(2014年11月)のリニューアル前の「きぼう」実験棟実物模型の写真です。
右に映ってる白い物体がリニューアル前の「きぼう」実験棟実物模型の外観です。今思うと白くのぺっとした感じがします。もっとも、のぺっとしたものが空に浮かんでいてもおかしな話しではないのですが・・・
内部の様子は、リニューアル前もしっかり細かな機器が配置されています。そして、今回の様なカバーが少ない(壊れやすい・紛失しやすい部分にのみカバーがある印象)ので模型っぽさもなく本物の実験棟にいるかの様でした。
リニューアル前の「きぼう」日本実験棟実物大模型では、単なる実物模型に留まらず、映像と音声で解説してくれるボタンもついているのが特徴でした。
我が家の息子も、他に他に訪れていた幼児も解説は理解できなそうですがカチカチボタンを押しては流れる映像に喜んでいました。リニューアル後の模型にはそういった機能はついていませんでした。
最後はリニューアル前のロボットアーム操作ラックの写真です。こちらもカバーで覆われているのはノートパソコンのキートップだけ。そのため操作ラックっぽいレイアウトになっていてより本格的に感じました。
ここにも映像スタートスイッチがついていて、ロボットアームの映像が見れる様になっていました。リアルな展示物か解説付きの展示館かどちらがいいかは難しいところですね。
その他の展示物
リニューアルされた「きぼう」実験棟実物模型を中心に紹介してきましたが、展示館のスペースドームには他にもたくさんの展示物があります。その一部も紹介しておきます。
「月」の展示物
日本が2007年9月14日に打ち上げた月周回衛星「かぐや」の情報をもとに明らかとなった月の地形と、その情報をもとに作ったのかはわかりませんが、月をかたどったリアルな月球儀が展示されていました。
「はやぶさ」と「はやぶさ2」
「はやぶさ」は2003年5月9日に打ち上げられ、小惑星「イトカワ」から微粒子を採取し2010年6月13日に帰還した惑星探査機です。
写真左上が「はやぶさ」の1/2スケールの模型、右下にあるさらに小さい模型が「はやぶさ2」です。こちらスケールは見てくるのを忘れました(^_^;)
日本の歴代ロケット
日本の歴代ロケットの模型もありました。もちろん最新のイプシロンロケットまで。
ロケットの並びにもイプシロンロケットがありますが、右下にもちょこんとイプシロンロケットの模型が展示されていました。こちら前回見に来た時はなかったですね・・・。「きぼう」実物大模型と同様、どこかから寄贈されたのでしょうか。
HTV(こうのとり)
ISS(国際宇宙ステーション)に物資を運ぶ補給船「HTV」の模型も展示されていました。
銀色に太陽電池パネルの青が映えるカッコいい宇宙船です。無人で荷物を届ける宇宙船です。ISSとランデブーしてドッキングするという高度な機能を持っています。
そのランデブー・ドッキングのゲームもあります。筑波宇宙センター内では数少ない遊べる展示物です。
息子と行った前回は故障中で遊べませんでした。今回は周りに誰もいなかったので大人ひとり、代わりに遊んできました(^_^;)簡単でしたが幼児にできるかというと微妙なところ・・・。小学生なら遊べると思います。
以上、筑波宇宙センターの展示館スペースドームでした。展示物には解説が書かれたパネルも備えつけられており、けっこう盛りだくさんで楽しめました。子供から大人まで楽しめると思います。
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