Windows8.1を有線LANでネットワーク接続しようとしたら「制限有り」と表示され繋がらず･･･

Windows 8.1 のPCを有線LANでネットワークにつなごうとしたのですが、ネットワークの設定表示に「制限あり」と表示されてしまいインターネット接続ができない事態に遭遇しました。

原因は全く不明でした。知ってしまえばなんということも無かったのですが、知らないとはまりますね･･･。大幅に時間を無駄にしてしまいました。

具体的な症状

この事象が発生するのは Windows 8.1 の一部のPCでした。それらは全て新しく導入したPCで、既にネットワークに繋がっているWindows 8.1 のPCは問題なくインターネットにアクセスできていました。

「LANケーブルがダメなのかな？」と、ケーブルを繋がるPCのものと交換してみても同じでした。繋がらないPCは繋がらないし、繋がるPCは難なく繋がります。

ケーブルを外すと、ネットワークの表示は「制限あり」から「ネットワークケーブルが接続されていません」に変わることから、ネットワークカードも問題なく認識されている様でした。

試しにクロスケーブルを引っ張り出してきて、ネットワークに繋がるPCと繋がらないPCとをピア・ツー・ピア接続してみたところ、問題なくネットワーク共有ができました。

繋がらないPCは DHCPサーバーから正しく IPアドレスが取得できていませんでした。唯一問題はこの１点だけでした。

調査も手詰まり･･･。ネットを検索すると「制限あり」の原因としては次のことが考えられると書いてありました。

引用します。たぶん１が原因だと思います。

対処法も書いてありました。引用します。これを順番に実施すれば良いと書いてあります。

この資料はFUJITSUで困っているのはNEC製のPCだったので若干の違いはあると思いますが、それにしてもこれでは解決しない様な気がしてなりませんでした。

事実、やってみましたが「制限あり」は解消しませんでした。

何かのタイミングで DHCP から IPアドレスが取得できなかったのか？まだ取得していないのか？を疑い IPCONFIG /RENEW を何度かコマンドプロンプトから打ち込んでみたのですが、「DHCP へのアクセスに失敗しました」と IPアドレスがいっこうに取得できないのでした･･･。

「なんで、DHCPへのアクセスが失敗するのか･･･」と、再び考え続けた結果、DHCPにはそもそも身元不明なPCからの接続を拒絶できる様に、MACアドレスで接続を許可したり拒否したり機能があるというところに落ち着きました。

それだけ！？

確かにこれが正解なら、新しく追加した特定のPCだけIPアドレスが取れていないのも、ネットワークケーブルを交換したりピア・ツー・ピア接続したりすると繋がる理由もなっとくできます。

インフラ担当に依頼し、それらPCのMACアドレスをDHCPの許可リストに追加してもらったところ、新しく追加したPCの設定から「制限あり」の表示が消え、問題なくインターネットに繋がる様になりました。

まさか、PCにもLANアダプタにもLANケーブルにも触らず、DHCPの許可設定だけで乗り切れるとは･･･。DHCPにそんな機能があったことを初めて知りました。

はじめから知っていれば、すごくわかり易いエラーメッセージでした。

これで無事、問題解決できました。