ヤングジャンプに連載中の漫画「東京喰種(とうきょう・ぐーる)」の話題です。最近は微妙…と思いながらも、東京喰種目当てでヤングジャンプを読んでいます。そして今回も「微妙」でした。27話のメインはトーカ(喰種)と真戸(喰種捜査官)との対決です。一方でカネキ(主人公/元人間の喰種)や亜門(喰種捜査官)の心の葛藤が描かれています。
トーカと真戸の戦いでは、トーカのピンチにヒナミ(喰種)の赫子が本領発揮。真戸の腕を切断し一気に優位に立ちました。それでもひるまず、むしろ何かに取り憑かれた様な真戸に対しヒナミも手を緩めません。真戸は足も切断されもはやこれまでというところで、シーンが亜門に移ります。
亜門は全回カネキから「逃げて」と言われ、戦いには敗れるも喰種の手からは逃れました。その時の出来事を思い出し葛藤しながら真戸の元へ向かっています。喰種が「人殺しにするな」と発言したことに釈然としない様子ですが当然だと思います。あれは元人間だったカネキの思いであり、人間しか食べれない喰種の中にその言葉に共感できる者はいないのではないでしょうか。
一方のカネキも葛藤というか、空腹からか今までからは予想できなかった言動をとっています。「一旦ヒトを殺して肉を喰おう」とか言ってみたり、直後に「違う!何を言っているんだ」と悔やんでみたり、またその直後に現れた「誰か」にいきなり赫子で歯を立てたりしています。「誰か」が四方さん(喰種)だったからいいものの、ヒトだったら葛藤があっという間に無意味なものに。それを未然に防ぐために四方がマスクをしてカネキの前に現れたのかもしれませんが。「誰か」が四方だと分かるとカネキも気を取り戻し、こちらはめでたしというムードになっていますが、そもそもカネキが亜門に戦いを挑んだのは、トーカと真戸の戦いに亜門が応援に入ってはまずいと思ってのことでしたので、カネキがヒトであり喰種でもある自分を見失わないために亜門を逃がしてその亜門が真戸の元へ向かったというのは「それでいいのか!?」という感じです。
シーンは真戸とヒナミの対決に戻り、片手片足を失った状態の真戸ですが、ヒナミの赫子がどうしても欲しいらしく、傷が痛む様子もなくヒナミにクインケでとどめを刺そうとします。とは言え喰種側はヒナミとトーカの2人。さすがに真戸も一巻の終わりです。しかし今回の真戸さん、どう見ても喰種達より化け物です(x_x;
サブタイトルの「三人」はどうやらヒナミとその両親の三人みたいですが、いまいちサブタイトルとなってる意味も読み取れていないのでもう少し読み続けてみたいと思います。
この投稿時点で東京喰種の単行本も2巻まで出ていますね。→ 東京喰種トーキョーグール 2 (ヤングジャンプコミックス)
32話以降の感想は「http://ネタバレ注意.com/tokyo_ghoul/index.php」にまとめてあります。
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