よく買っているMacユーザーのための情報誌「Mac Fan(マック・ファン)」にiPad用の計算機アプリが紹介されていました。iPadには標準で電卓が付属しておらず、何かしら電卓があれば便利かなと思っていたので購入してみました。Mac Fanで紹介されていた「Visual Connect Calculator(CatStudio LLC.)」と、それ以外でもう1つ「いつもの電卓 for iPad(EasyStyle G.K.)」、これらアイデアを凝らした2製品をAppStoreから購入しました。これら計算機アプリの第一印象です。

iPad用アイデア計算機2製品まずは開発コンセプトですが、iTunesに作者が書いた「詳細」は、Visual Connect Calculatorが「見える+つなげる=計算機!」で、いつもの電卓 for iPadが「いつでも便利な電卓と一緒に。この「いつもの電卓」は、普段の生活の中で使いやすい電卓です。」と言うことです。使い比べた感想として、どちらもコンセプトにしっかりマッチした製品で、ひとくくりに「電卓アプリ」と言っても全く方向性の異なる2製品です。

Visual Connect Calculatorは、キャンバス上に計算要素を貼り付けて四則演算を実施、貼り付けたいくつもの計算要素を線で結ぶことによって数式を連ねて合計を計算するVisual系の計算機です。不要になった計算要素はゴミ箱に捨てて合計から除くこともできます。画面は横方向で固定です。計算ゲームもついていて算数を教える時にも使えそうです。数式をファイルに保存でき、桁のカンマ区切りの有無や効果音のON/OFFの設定ができたりと若干のカスタマイズも可能です。操作が少々特殊なので「使い方」を図示したヘルプ機能があるのも良かったです。VisualなUIだから仕方ないのか、計算1つするにも手数が多くなるのが気になりますね・・・。こちら2012年12月30日現在で170円でした。
Visual Connect Calculator - CatStudio LLC. Visual Connect Calculator – CatStudio LLC.

いつもの電卓 for iPadは、簡素な電卓、その計算結果を付箋にしてとっておける、付箋をグループにまとめて集計ができるというアプリで、「予算オーバーだから、このオプションは削ろう」みたいな買い物や商談など電卓の一回り外をカバーした様な計算機です。グループ単位に集計されるので「いったん外すけど、折り合いが付けば含めたい。」というニーズにも応えます。付箋にしたときは付箋単位の合計だけになってしまいますが、電卓上でならこれまでの計算過程(数式)も表示されるので、計算結果だけを見て「何を何個だったっけ?」、「何パーセント引きで計算したんだっけ?」と迷わなくて済みます。桁のカンマ区切りの有無や効果音のON/OFF等も設定できます。更新履歴に機能の紹介も入っていますが、単独で「使い方」が合った方が便利ですね・・・。こちら2012年12月30日現在、安売り中で85円でした。
いつもの電卓 for iPad - EasyStyle G.K. いつもの電卓 for iPad – EasyStyle G.K.

iPad や iPone のアプリって個人開発も活発だからか、企業が出すアプリも安価でいいですよね。これが1本3,000円とか4,000円とかだと買って比較することも難しいし・・。今後は具体的な計算シーンで2つの計算機を使って向き不向きを比べていこうと思います。


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