Dreamweaver で Subversion 管理を使う際のリポジトリバージョン
Adobe社のウェブオーサリングソフト(ホームページ作成ソフト)の Dreamweaver(ドリームウィーバー)は、バージョン CS4 から Subversion を使ったバージョン管理に対応しています。現時点で Subversion のバージョンは 1.7.8 で、 Dreamweaver の SVNクライアントバージョンは、現時点で最新の CS6 で 1.6.9 です。Dreamweaver上でSubversion管理を行う場合は、このバージョンの違いに気をつける必要があります。
Subversion 1.7 系のワーキングコピーは、「.svn」フォルダが最上位階層のみだったりと利便性は高いのですが、残念ながら Dreamweaver CS6 でも操作ができない様です。これでは「単にフォルダの移動をしたい」という用途でさへ、別のSubversionクライアントソフトで操作して、Dreamweaverではコンテンツの編集のみという住み分けが必要となり現実的ではありません。
既に1.7系で作業をしてきたワーキングコピーを Dreamweaver で管理するには、Subversion 1.6 系のワーキングコピーにチェックアウトし直す必要があります。いったん変更分をチェックアウトした後、Dreamweaverの方で空のディレクトリで新規サイトを作成し、バージョンコントロールの設定をしてソース管理を始めるというのが良さそうです。
Dreamweaver の Subversionクライアントバージョンは、 サイト設定のバージョンコントロールの設定項目と並んで表示されています。(Dreamweaver CS6 の場合)