前に気になったけれど、しばし忘れていた、沖田×華さんのマンガ「透明なゆりかご」を読み始めました。
これは、沖田さんが産婦人科の看護師見習いとしてお仕事をされていた頃のお話です。
昨年、次男の産後に知りました。その頃に少し気になったものの、日々のバタバタに流されて忘れていました。
それがなぜかふっと思い出し、とりあえず1巻ダウンロードしてみることに。
(物を増やしたくないので、最近は専らデジタル派です。紙の本やマンガが好きで、電子書籍は味気なくて嫌だ!なんて思っていた時期もあったのですがね・・・。使い始めたら便利で快適でした!)
そして早速、ダウンロードした「透明なゆりかご」を読み始めてみると、一般人・・・少なくとも私は知らなかった産婦人科や命のお話が満載。
覚悟はしていたものの、心にずしりと重く感じる部分も多く、これはキツイと思う場面も端々に。
レビューは高評価だけど、私にはちょっとダメかも。なんて思いながらも、とりあえず1巻だけと思いながら読み進めました。
それでも読み終わってみると更に読みたくなり、一気に4巻までダウンロードしました。
×華さんの淡々とした感じが、重い話題も必要以上に重くならなくて良いな、と感じました。
なんて言うと誤解を生みそうな表現ですが、けっして軽く描かれているということではありません。
変に感動を生もうとしたり、生まれる命と消えゆく命の狭間でのお仕事の大変さを、くどいほどにアピールしたりするような感じがないということです。
静かな表現が、現実の切なさや厳しさを現わしているとも思えますし、そこに×華さんの温かいお人柄も漂っているようにも思えます。
ありきたりな感想ですが、子どもたちがこうして元気に生まれてきて元気に生きていることって、本当に尊いことだと改めて感じさせられました。
そして、自分自身へも。
まだ2巻以降は読んでいませんが、子育ての合間に読んでいきたいと思います(*^^*)