先日「透明なゆりかご」を第1巻~第4巻まで一気に読み、すっかりはまりました。
悲しいお話もありつつ、生と死や命について考えさせられたり、ほっこりするお話もあったり。
なにより、仰々しくない静かな中に愛が溢れるような、沖田×華さんの表現が好きになりました。
そんなわけで、透明なゆりかごが連載されている「ハツキス」を初購入(^^)
早速、目当ての「透明なゆりかご」を読みました。
コミック4巻で第29話まで入っていましたけど、今回発売された「ハツキス」11月号では、第15話となっていますね…?どういう感じで進んでいるのでしょう???
その辺はまた調べるとして、ひとまず第15話の感想を。
※ネタバレを含みますのでご注意ください。
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このお話は、「透明なゆりかご」作者の沖田×華さん行きつけの串カツ屋さんご一家のお話です。
店長の塚ポンと奥さんとの間には、息子のなつきくんがいます。
なつきくんは、小学生くらい?の今(このお話の中での「今」です。)は元気で食欲旺盛な普通の男の子。
ところが、生まれて数年は耳が殆ど聞こえず会話もままなりませんでした。
自分を責めた塚ポンの奥さんは、なつきくんの耳が少しでも良くなるようにあちこち駆け回り何でも試しましたが殆ど効果もなく、ある時過労で倒れてしまいます。
そこで塚ポンは、もう治療はやめてなつきくんの、家族皆の幸せを考えて暮らしていこうと切り出しました。
奥さんは泣き崩れそうになったけれど、結局それまでのような治療はやめて、塚ポン夫婦はなつきくんの障がいを受け入れて過ごす決意を固めたのでした。
それからしばらくしたある日、突然なつきくんが前世の記憶と生まれ変わるときのことを語りはじめました。
言葉は話せないはずのなつきくんが流ちょうに話し始めたことと、その内容に塚ポンと奥さんはビックリ。
そして不思議なことに、それ以来なつきくんの耳はすっかり聞こえるようになり、言葉も話せるようになったということです。
一方で、前世の記憶は一度話したらすっかり忘れたのだとか・・・・・・
そんなことを経て、塚ポン一家は幸せに暮らしているそうです。
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いい話ですねえ( ´∀`)
前世とか生まれ変わりとか、そういう話けっこう好きです。
人は生まれるときに自分で親を選ぶとか、運命を選ぶとか。
そういう話、私は気分によって信じたり信じなかったりですけど、信じたいのです。多分。
そういうのって、スピリチュアルで商売したい人とか、そういう人たちが話を盛り上げてるだけじゃない?とか思った時もあったのですが。
やっぱり基本は信じたいのです。
そして、そういう話を目の当たりにしたことがない身としては結局真実は分からないけれど、分からないから信じたいように信じようというのが今の感じです。
なんだかマンガの感想というより、前世はあるのか?みたいな話題になりましたが、そんなことを改めて考えさせられる1話でした。
ハツキス 2016年 11月号 [2016年10月25日発売] (講談社)