コードレス掃除機を買いました。SHARPのFREEDに決めた理由。

最初、ダイソンの掃除機を選ぼうとしていました。理由はネームバリューだけに留まらず、店頭実機(試用機)の使い心地が良かったからです。

派手な音で強い吸引力、そして若干の重量を感じるものの滑らかに動かせる本体、個人的にデザインがイマイチな以外は非の打ち所が無く、さすがダイソンというのがまず最初の印象でした。

ダイソンが欲しい。でも高い。高すぎる。

こちらが店頭で見たモデルです。最初に欲しいと思ったメーカーです。

コードレススティック掃除機|Dyson V8|ダイソン
メーカーの製品ページです。

店頭価格は8万8千円くらい。ダイソンですからね。それくらいの価格では驚きません。「やはりか・・・」という感想でした。高いことは高いけれど、そこはダイソン・・・。へんに2万くらいケチって変な掃除機を買うくらいなら腹をくくってしまえと思っていました。

掃除中に重さを感じない掃除機。

ダイソンが欲しいとは思いつつ、せっかく家電量販店に来ているのだから、いろいろ掃除機を試してみました。

さすがに「掃除機といえばダイソン」と多くの人が連想するだけあります。掃除をしているつもりで掃除機を前後に動かしたり進路を変えてみたりした「重たさ」に注目してみると、ダイソンの優れていること優れていること・・・。

ダイソンのコードレス掃除機(スティックタイプ)は、掃除機の重さを感じずにスルスルっと地面を這わせることができるのです。

他の掃除機はというと・・・

手元に近いところが重たいんですかね。下に引っ張られる力を感じたり、前に進めるのに抵抗する力を感じたり、方向を変えようとすると滑らかなカーブを描けなかったりと、デザインや本体の軽さという面では優れているものが多いのですが、ダイソン以外のコードレス掃除機(スティックタイプ)は店頭実機を試した限りでは「掃除をする」と考えるといまひとつという感じでした。掃除機なのに・・・

ダイソンよりも滑らかに動かせる掃除機を発見!

でもそんな中、ダイソン以上にスイスイ動かせると感じた掃除機がありました。

それが、エレクトロラックスの「ergorapido Lithium Bed Pro Power ZB3234B」でした。3in1布団クリーナーとも呼ばれるこの掃除機。スティックタイプであるものの、本体は小型の布団クリーナーという不思議な形態の掃除機でした。

ergorapido Lithium Bed Pro Power ZB3234B | スティック | 掃除機|製品|エレクトロラックス
メーカーの製品ページです。

軽く操作ができて、進路を変えるのも滑らか。このエレクトロラックスの掃除機、私の感覚ではダイソンをも圧倒する操作感でした。

店頭価格も5万円ほどでダイソンの8万円よりかなり安く、迷い始めました。

でも・・・タイトルの通り、エレクトロラックスの掃除機にはしませんでした。それはSHARPと社名の入ったジャケットを着た営業さんが話しかけに来たからなのです・・・

SHARPのFREED急浮上

一見してSHARPの営業とわかる風貌・・・。やはりといいますか当然といいますか、ダイソンやエレクトロラックスの掃除機について聞いていると、他社製品もしっかり説明してくれるのですが、「例えば、違う会社の製品ですが、こちらの場合は・・・」とSHARP掃除機の前に(^_^;)

とりあえず話しにのっかりつつ、聞きたいことを聞き出す作戦に出ることにしました。

細かい営業との掛け合いはどうでもいいと思うので、営業さんに聞いた我が家で掃除機に求めている内容を箇条書きにしてみます。

  • 掃除が軽く行えること。(○ダイソン、◎エレクトロラックス)
  • 吸引力が強いこと。(◎ダイソン、[不明]エレクトロラックス)
  • 布団掃除のアタッチメントが付属していること。(○ダイソン、○エレクトロラックス)
  • コードレスでも、コードに繋いでも使えるのが理想。(×ダイソン、×エレクトロラックス)
  • 一度の充電での掃除時間が長いこと。(○ダイソン、◎エレクトロラックス)

SHARPの営業さんはしきりに「FREEDパワーサイクロン EC−SX520」というモデルを薦めてくるので、今目を付けているダイソンやエレクトロラックスと比べてどうなのかを聞いてみました。

EC-SX520|掃除機:シャープ
メーカーの商品ページです。

  • 掃除が軽く行える。
    実機を動かして「重い」と感じ視野に入っていなかったのですが、電源ONでパワーアシストモーターが動き出し、スイスイと動くとのこと。実際動かしてみると快適に動かせます。(◎SHARP)
  • 吸引力も強い。
    これは担当の言う事を信じるほかありません。聞いている感じダイソンより強力という訳ではなさそうですが、吸引力「強力」な部類の様です。ここでエレクトロラックスの掃除機はあくまでハンディ掃除機でそれにアタッチメントという形でスティックタイプになっているという話しを聞き、吸引力がそれほど期待できなくなったため脱落しました。(◎ダイソン、○SHARP、脱落:エレクトロラックス)
  • 布団のアタッチメントも標準で付属している。(◎SHARP)
  • コードにつないでは使えない。でもバッテリーが取り外し可能で標準で2個着いてくるとのこと。掃除中での電池切れを心配しての「コードに繋げるか?」という質問だったので、実質解消です。(×ダイソン、◎SHARP)
  • バッテリー1個の掃除時間が20分〜30分それが2個ついているということで、40分〜60分。バッテリーは買い増しも出来るので、一度の充電で動かせる時間は「長い」と言えます。(○ダイソン、◎SHARP)

SHARP FREEDの魅力的な仕様

SHARPの営業さんは、上述した他にもSHARP FREEDの魅力的な仕様を次々と説明してくれます。やっぱり「ライバルはダイソン」とのことで、ダイソンよりも日本人好みの便利な機能が備わっているのだそうです。

聞いた内容を箇条書きしておきます。

  • 掃除機本体を台に置かなくても、本体のみで立てて置いておける
  • 本体を立てて置くと、電源ONのままでも吸引が一時ストップする。
  • プラズマクラスターがダストボックスで放出される様になっており、ダストボックス内に吸引したゴミが付着するのを防いでくれる。
  • プラズマクラスター生成器は寿命が無いタイプを搭載しているので生成器の交換は不要。
  • 本体からバッテリーを外して充電するので、掃除機を置くスペースが無い場所で充電が可能
  • 排気風がふんわり出るので、体に掃除で吸った風が当たる不快感が軽減される。
  • ゴミのカップを本体から外せる(ダイソンは外せない)ので、ゴミ捨てが楽。

店頭のパンフレットを見て、「あえて黙っている弱点は無いものか・・・」と探して見るも、これといって購入を踏みとどまる弱点もなく・・・。

これで価格も5万弱となれば・・・。「ダイソンよりいいな」と家族全員が思い始めました。

これは・・・営業戦略にはまり始めました。
否。ネームバリュー先行でダイソンに決めてしまわなくて良かったと言う事です!

そして自力で買いたい候補を絞り込んでも店員さんに聞いてみるということの大切さを再認識しました。

SHARP FREED EC-SX520 購入決定!

ここまででもう「ダイソンを買う」という選択肢は外れ、SHARP一本になっていました。

価格を確認すると、今なら歳末値引きキャンペーンの対象商品の為に店頭表示価格から10%OFFとのこと。つまり税込みでも5万弱で買えるというなんとも魅力的な話しを頂きました・・・。

妻と息子(5才)の意思も確認し、「SHARPのがいい!」と答えを得たところで、店員さんに一押し「もう価格は下げられないですか?」と聞いてみました。

「私はSHARPから来ているので、歳末キャンペーンの案内が限界。でもこのお店の責任者なら・・・」と言うと店の奥へと小走りに消えていきました。

しばらくして戻ってきた営業さんは、「ヤマダ電気の責任者の人から許可を得た。」と言うと計算機を叩き、税込み4万円台前半という価格を出してきました。しかも不要な掃除機を1台無料で引き取ってくれる上に、ポイント1%還元とボーナス1,500ポイントが付くといのだからこれほどお買い得な話しはありません。

営業の方も「個別対応の限界値引きです。」と協調されていました。

ここまでして貰って買わないわけにはいきませんよね。その場で購入を決定。我が家に新しい掃除機がやってきたといと言う訳です。

これがSHARPのFREEDに決めた理由です。

ネットでもけっこう安いですね。

そして今この場で営業の方へお詫びを・・・。

営業さんの目の前で家族に「SHARPのでいいか?」と確認し、家族みんなに「SHARPのがいい!」と言ってもらったのも、その後で少し考えて「やっぱりこれの方がダイソンよりよさそうですね。」と・・・、「もう価格は下げられないですか?」の前に布石的な発言したのは作戦です。確固たる購入意思を示したらもう少し安くしてくれるかと思いまして・・・(^_^;)

おかげさまで、家族全員気持ちよく「いい買い物をした。」と思える買い物ができました。ありがとうございました。

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