試験勉強は自分の記憶を例題にしよう
@it_gateです。
情報処理技術者試験の勉強をしていると似たような単語がたくさんでてきます。似たような単語をしっかり区別して覚えるためには、如何に自分の体験した事を例に挙げられるかがポイントになると思いました。「フェールセーフ」でこんな体験をしています。
「フェールセーフ」というのは障害対策基準の中の1つで、「障害が起ったときには安全な方向に故障するようにしておく方法」だそうです。言葉だけではよくわかりませんが、手元にある情報処理の本では「信号機システム等、故障の際に赤を表示する様にしておく等の対策」と挙げられていました。
これは実際目の当たりにしたことがあります。2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災では神奈川県でも長時間停電が発生している地域が有りました。電車も完全に止まっており、歩いて帰るしか方法がなく日が落ち真っ暗になった道をひたすら歩いていました。その帰り道で「カンカンカン・・・」と鳴る大きな音と赤い点滅、真っ暗な道にかかる鉄道の遮断機が印象に残っています。
まさにこれがフェールセーフですね。
おそらく電源を断たれた(或いは電車の位置情報を喪失した)踏み切りが、予備電源で遮断機を降ろし警報を鳴らしていたのだと思います。「故障時も安全を確保する様に設計(フェールセーフ)されていることがすごい」と思いましたし、この業界に長いこといると「組まれた障害対策が、いざ障害でしっかり動作していること」にも感心しました・・。
フェールセーフという言葉とこの体験した映像が結びつけば、そうそう忘れはしないと思います。