Googleでいつもの様に検索しようとしたら、検索窓の下のところに「震災を忘れない。被災した建物の内部をストリートビューで公開しました。」と書いてありました。見てみると「中学校やら数ヶ所の建物が震災によってどの様な被害が受けたか」がストリートビューで見れる様になっていましたが、これって必要なのでしょうか?

阪神淡路大震災も同様に震災ですが、これを忘れてしまった人はいないと思います。自然の脅威で破壊された街のあり様を覚えておけというのであれば、当事者でもないし難しい話しですが忘れてしまった方が良いのではないでしょうか。「東日本大震災は M9.0 日本観測史上最大の地震で 10mを超す津波が押し寄せ東北地方〜関東地方の沿岸に甚大な被害をもたらした。」で十分でしょう。震災は自然の脅威、もはや人類ななされるがままです。そんな悲惨な光景を記憶残そうなんて・・・。「出来事を伝え備えを怠らない」それで十分。

それよりも人災。人災は人間の油断や怠慢から起こる脅威、福島の東京電力「福島第一原子力発電所」の原子力災害や、山梨県大月市のNEXCO中日本「中央自動車道 笹子トンネル」の崩落事故、これら人災の方が被害の甚大さを脳裏に焼き付けるためにも映像に残しておいた方がいいと思います。

原発事故は想定外の津波もあったでしょうが、そもそも人間がコントロールできない技術を日常的な発電技術として確立してしまったという問題、そして収束していないにも関わらず総理大臣が収束宣言したりとさも収束しているかの様に国ぐるみで風化させようとする風潮、一方で笹子トンネルの崩落事故は国家の政策や利権が絡まないためかNEXCOに強制捜査が入ったりして様々な事実が発覚している様で、「打鍵検査」すらしていなかったという事実も発覚している程の過失とも言えるであろう事故です。これら人災は震災(天災)と違って事故の教訓があれば「発生させない」という対策がとれます。

事故の記憶が強烈であればあるほど「二度と起こさない」という想いが強くなるのは事実だと思いますが、震災(天災)は起こしたくないと思ってもいつかまた起こるものなのです。「万が一、また大地震が起こった時にどうしようか?」その対策を行う上で映像による強烈な映像はいらないのではないでしょうか?


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