MacのGitアプリSourceTreeでUTF-8-MAC問題を解消する方法。
Macで日本語を扱う問題・・・いわゆるUTF-8-MAC問題ですが、SubversionでもGitでも同じ問題があります。でもSubversionでもGitでも2017年8月の今となっては解消方法が既に用意されています。
SourceTreeで日本語ファイル名を正しく扱う方法 | Butaman-kun Project
参考にしたページです。
もともと策が講じられていないのは何か理由があるのでしょうか・・・
Git 1.7.12以降であることを確認しておく。
今時大丈夫だとは思いますが、SourceTreeを起動し「SourceTree」メニューから「環境設定…」を開き、内蔵Gitのバージョンが1.7.12より新しいバージョンであることを確認しておきます。
Mac上で全てのGitリポジトリコピーにgitのcore.precomposeunicodeを設定する
既にクローンで複製したリポジトリ全てに以下のコマンドを実行します。
SourceTreeのリポジトリブラウザを開き、リポジトリ上で右クリックして「ターミナルで開く」を選択すればMac OS X のターミナルが開き、そのリポジトリの場所まで移動した状態となります。
ここで以下のコマンドを打ちます。
git config –local core.precomposeunicode true
これをリポジトリブラウザで「ローカル」に表示されている全てのリポジトリに対して行います。
今後クローンするリポジトリ用の設定も行う
今後、Gitリポジトリをクローンする度にこの設定を行うのも面倒なので以下のコマンドも実行しておきます。
git config –global core.precomposeunicode true
これで、UTF-8の正規化形式がMacで採用されているNFD(Normalization Form Canonical Decompression)からコミットやプッシュ用には結合が行われたNFC(Normalization Form Canonical Compression)にされた形で送られるため、UTF-8-MAC問題が解消するのだそうです。