消えたデータが何故取り戻せるのか?-ハードディスクやUSBメモリー、SDカードのデータ復旧の入門知識

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データ復旧の話題

パソコンやテレビのハードディスク、データの持ち運びに使うUSBメモリー、デジカメやスマホなどのSDカードやmicroSDカード。これらを使っている方も多いのではないでしょうか?

今時は勝手に保存しておいたデータが消えることはなくなりましたが、『「必要なデータなのに誤って消してしまった・・」という様な人為的ミスによる削除』はどうしてもなくなりません。

「消してしまった/消えてしまった・・」けっこう困りますよね。でも、慌てず速やかに対処すれば、データは取り戻せる(救える)可能性が高いです。そこでまずは、なぜ消えたデータが取り戻せるのか、例えばなしで紹介しようと思います。

データが復旧できる理由(たとえ話し)

データを保存するというのは、素材や仕組みは違えど画用紙と鉛筆みたいなものです。紙に鉛筆で書き込めば記録(保存)できますし、消ゴムで消せば記録を消すことだって簡単です。

気楽な気持ちで消していて・・・「しまった!ここは消さなくてよかった。何か書いていたかなんて覚えていないよ・・・」と思ったときは後の祭り?でしょうか??

筆圧でへこんだ画用紙の筆跡から、もともと何が書かれていたかが分かるかもしれないのです。(例えばなしなので筆圧は非常に強いことにしておいてください)

画用紙を注意深く見ると筆跡部分がへこんでいるのが見つけられるかもしれません。あるいは、鉛筆で薄くなぞってみると筆圧でへこんだ部分に鉛筆の色が乗らず、筆跡が浮き上がってくるかもしれません。

データが復旧できるのは、鉛筆の筆跡復元と似ています。

その筆跡を再び鉛筆でなぞれば、無事にデータは取り戻せる(復旧できる)というわけです。

消えているのだから、復旧は速やかに。

消えたデータを取り戻すにあたり忘れてはならないことがあります。

もし、スペースが空いていると思って消してしまった場所に上から文字を書いてしまうと、その下の筆跡がわからなく(もしくは、解読困難に)なってしまうのです。

ですから、消してしまって取り戻したいデータがあると判明した時点ですみやかに筆跡を探し、データを復旧してやるのが懸命です。遅くなればなるほど取り戻せるデータは減っていくことを覚えておいてください。

消えたデータが取り戻せる理由

このたとえ話は実際のところちょっと違うのですが、『消えた筆圧の場所に別の内容で上書きされていなければ、残された消えた(はずの)痕跡を頼りに、そこに書いてあった内容が取り戻せる(復元できる)かもしれない』というところがイメージできればOKです。

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