がんばれ大西宇宙飛行士!新型宇宙船で7月7日宇宙へ!!

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ミッションロゴを持ちポーズをとる大西宇宙飛行士(C) JAXA

大西 卓哉 宇宙(おおにし たくや)飛行士が乗るソユーズロケットの打ち上げ日程が決まりましたね!

JAXA発表のプレスリリースによると、当初6月24日と予定され延期となっていた打ち上げは、安全性を含めた準備状況の確認が完了し、日本時間の2016年7月7日の10時36分に決定したそうです。打ち上げ場所はカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地です。

今回は、何故延期となったのか、今回打ち上げるソユーズの特徴、そして大西宇宙飛行士への応援記事を書こうと思います。

JAXAプレスリリース

JAXA | 国際宇宙ステーション第48/49次長期滞在クルー大西卓哉宇宙飛行士搭乗のソユーズ宇宙船(47S/MS-01)の打上げ日時の決定について
冒頭で話題にしたJAXA発表のプレスリリースです。2016年7月7日に打ち上げ日が決定した旨が発表されています。

新型初飛行が延期の理由

今回、大西宇宙飛行士が乗り込み打ち上げられるのは「ソユーズMS」というロシアの新型宇宙船です。ちなみにこれまでは「ソユーズTMA-M」という名前でした。(油井 亀美也(ゆい きみや)宇宙飛行士が乗っていたのがこのシリーズの「ソユーズTMA-17M」宇宙船でした)

話しがそれましたが、新型宇宙船「ソユーズMS」初飛行に向けて安全性を高める目的でソフトウエアの追加試験が実施されるらしく、それが遅延の理由らしいです。

大西宇宙飛行士:打ち上げ7月7日に延期 – 毎日新聞
参考にしたページです。

ソユーズと言えばプログレス

ソユーズロケットで打ち上げられるソユーズMS宇宙船(ソユーズ・ソユーズでややこしい!)は各国の宇宙飛行士を乗せて飛ぶ有人宇宙船です。一方でプログレス宇宙船という無人の宇宙船(宇宙ステーションへ物資を運ぶ補給船)もあります。

なぜここでプログレス補給船の話しを出したかというと、「プログレスMS」という新型の補給船があります。これは従来のプログレス補給船にソユーズMSと同等の改良を加えた補給船で、先に無人機であるこいつを飛ばすことで有人飛行させても問題のない改良かどうかを評価している様なのです。

ちなみにプログレスMS1号機は、2015年の12月21日にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、12月23日に国際宇宙ステーションとドッキングに成功していました。

大西宇宙飛行士7月7日宇宙へ!

大西宇宙飛行士は、7月7日に地球を発ち、国際宇宙ステーションでおよそ半年間さまざまなミッションに取り組んでいくことになります。七夕というのがたまたまなのか狙ったものなのかは分かりませんが、ロマンチックですね。

中でも、日本実験棟「きぼう」の国の研究ミッションのみならず、民間利用の拡大に向けた取り組み、船外・船内の新たな実験装置の組み立てや確認など、培った信頼を確かなものにしつつ日本でないとできない技術確立や設備構築といった次のステージへ繋ぐ重要なミッションを担っていく様です。

大西宇宙飛行士の無事と成果を期待しています!
大西さん、がんばってください!!

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