コンロ火災に注意。ポイントは慌てないこと。

小さなフライパンに油をしいて細く切ったネギを一気に炒めようとしたところ、フライパンの中の油に引火して炎があがりました。久々に激しく炎が上がりびっくりしましたが、慌てなければ大丈夫です。

もちろん程度によります。今回の話しはあくまでも初期消火以前の話しです。煽っても仕方ないので、今回は「キッチンで不意に炎が上がってもそれは未だ料理のうち」という考えで対処法を紹介します。

もし・・・フライパンでも鍋でもない何かに火が移ったら・・・。そこからは初期消火の段階です。落ち着いて消火にあたり、ダメなら速やかに避難しましょう。

まずは慌てない事

間近で見る炎はけっこう迫力があります。この間は幅が僅か15cm程の小さなフライパンでしたが高さ20cmくらい赤く揺らめく炎が上がりました。

こんな炎を見たのは学生時代のアルバイト以来ですね。5年のアルバイト経験で2回ほど天ぷらを揚げる機械から上がった炎を見た経験があります。たぶんその経験がなかったら「慌てるな」というのは無理な話だと思っています。

それでも慌ててはいけません。
ではどうしたらいいか・・・。

炎は見て慣れるしかないと思います。お正月とかにお寺で激しく赤く燃えるたいまつや炎のイベントをやっているのをしばらく見るのがいいかと思います。家庭のコンロの青白い炎だといくら見続けても訓練になりません。

あとは気持ちの持ちようですかね・・・。キッチンに立つ時は常に「炎が上がっても慌てないぞ!」と心の中で宣言する様にするのがいいかと思います。

コンロ火災について知っておこう!

横浜消防局の動画を紹介しておきます。こんな主観満載のブログよりも消防局の3分の動画の方がよっぽど説得力がありますから(^_^;)

教えてハマくん!! コンロ火災編

つまり、火を付けたら忘れない・目を離さない、燃え広がらない様に火の周りに燃えやすいモノを置かない、衣類に燃え移らない様にアームカバー等で対策をするというのが火災予防のポイントになります。

ちなみに私はアームカバーは使っていないのですが、自転車用のズボンの裾がギアに巻き込まれない様にするアイテム「CYCLE PRO(サイクルプロ) 樹脂性ズボンクリップ 2個セット CP-ZC2316R」で代用しています。

これがなかなか便利です。安いし。
袖をまくって二の腕のあたりにこのズボンクリップを挟んで袖のずり落ちるのを防ぎます(^_^)v

さて・・・。今回のブログの話題は、目を離していない周囲や衣類に燃え移ったのではなく、「調理中にフライパンや鍋に火が入った。」です。だから初期消火以前と言っているわけです。

フライパンに火が着いたら取るべき3つの行動

フライパンへ予想外に火が入ったら、そのまま調理を続けていてはいけません。どんだけ落ち着いてんだよ・・・という状態ですね(>_<)。

取るべき行動は3つ

  1. フライパンや鍋を火元から離す(重たいもの熱いものは無理に持ち上げない)
  2. 天井に火が届かない高さに下げる(移動時は横方向にも注意)
  3. よく絞った濡れタオルで覆う

フライパンや鍋を火元から離す

燃えるには熱が必要です。炎が上がっているフライパンや鍋を火元から外すことで新たな火種を抑える事ができます。重たいものを移動すると油が跳ねた熱さで落としてしまったりと大惨事につながるので無理はせず、コンロの火を消すなど安全な方法で対処しましょう。

天井に火が届かない高さに下げる

初期消火でも言われますが、個人で消火ができる分岐点に「天井に火が回ったか?」が挙げられます。天井に回った炎は消化剤も届きにくく燃え放題だからです。

そのため、移動が難しくなければ炎の高さを見ながら、フライパンや鍋を上方に火が届かない低い高さに移動する様にします。移動する際には燃えやすいもののそばを通さない様にしましょう。炎の高さにもよりますが、一番安全なのはシンクの中だと覚えておきましょう。

そもそも火が天井(上方の収納や換気扇なども含む)に届かない場合は、下手に動かさず、その場に置いておきましょう。

よく絞った濡れタオルで覆う

フライパンに火が入った程度なら、ここまでしている間に油切れで炎はおさまっていると思います。それでもなお炎が納まらない場合は、よく絞った濡れタオルでフライパンや鍋を覆いましょう。

かけるのは水ではありません! 濡らして絞った濡れタオルです!!

濡れタオルなら、火の燃料となる酸素を断ってくれるのと、温度を下げて燃える力を落としてくれます。なお、濡れタオルは大きければ大きいほどいいです。バスタオルをキッチンに常備しておくのもおすすめです。

消えたと思っても様子見て・・・

ここまでで火はいったん消えると思います。消えなければ初期消火へ移行しましょう。

でもまだ、消えたと安心して濡れタオルを外すのは止めておきましょう。炎があがっていた部分に酸素が送られ、温度もまだ燃えるに十分な温度だと再び火が着く恐れがあるからです。さすがにフライパンが再び燃え出すことはないと思いますが、大量に油を入れている天ぷら鍋などは要注意です。

火から外して濡れタオルをかけていれば温度は下がっていきます。それをじっと待つことです。ここで「冷めるまでに時間がかかるから・・・」とその場を離れるのは論外ですよ(^_^;)

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