シンゴジラ地上波放送見ました。現代に蘇ったゴジラのリアルな惨劇･･･。見逃した方も見るべき。

２０１７年１１月１２日、待望の「シンゴジラ」地上波初放送がありました。

私、映画公開の時から「見たい」と思っていて、その後DVDやBlu-rayの発売時も「見たい」と思い、地上波初放送を知った時も「見たい」と思い続けていました。

でもめんどくさがりだし、テレビや映画って後で「楽しかったけど、自分の事に有効に使えば良かった･･･」と後悔しがちなので見ないまま、そして地上波放送の時間が来てもなかなか重い腰があがらず、見始めたのは放送開始１０分後からでした。

いやいや。原発問題や北朝鮮問題に晒されている今だからこそ、これは見るべき作品だと思いました。

1 シンゴジラ･･･興味ありつつも見ず･･･。地上波放送でようやく見た理由･･･
2 シンゴジラを見た感想。みどころをワクワクに影響しない範囲でネタバレ。
3 シンゴジラ＝エヴァンゲリオン！？
4 シンゴジラを見逃した方は、今からでも見るべき。

シンゴジラ･･･興味ありつつも見ず･･･。地上波放送でようやく見た理由･･･
シンゴジラを見た感想。みどころをワクワクに影響しない範囲でネタバレ。
シンゴジラ＝エヴァンゲリオン！？
シンゴジラを見逃した方は、今からでも見るべき。

シンゴジラ･･･興味ありつつも見ず･･･。地上波放送でようやく見た理由･･･

やはり「見たい」と思い続けていたからです。

とはいえ、ちょうどやりたい事もあったし、地上波で見なくても、見たくなったら後でDVDとか買って見ればいいやと思ってもいました。でもこのままだと一生見ないで終わりそうだとは思っていました。

放送開始から１０分間、「見ない」と決めてもそわそわしてしまって、見てスッキリした方が集中できそうだと思い見るに至りました。

今回見た動機はそれだけです。単に「前から気になっていたから･･･」に尽きます。

シンゴジラを見た感想。みどころをワクワクに影響しない範囲でネタバレ。

極度にめんどくさがりな私は、シンゴジラに興味を持ちつつも、情報収集はしておらず、あらすじすら知らなかったからこそ、とても楽しめたのだと思っています。

長谷川博己さん、竹野内豊さん、石原さとみさん達がメインで演じていることも知らなかったのですが、この配役も個人的に最高でした。

私の経験からも、心底楽しむ為にはネタバレはしない方が良いのでしょう･･･

でも、みんなに「見た方がいい」とお勧めするために、ちょこっとだけ私がスゴイと思った点をネタバレしておこうと思います。

まずは、現代が舞台となっているところですね。多摩川が防衛ラインだと武蔵小杉駅とか丸子橋とかが出てきて自衛隊がドンパチやったり、東京都心が大打撃を受けたり、京急車両がいきなりゴジラにぶっ飛ばされて運休してたり･･･。

とにかく現代にゴジラを投影している作風がとても斬新で痛烈でした。

国の鈍い対応や、国家間の国益を背景としたやりとりにも感心しました。最初は未知との遭遇におどおどだった政府、戦い馴れしたアメリカや各国との交渉や共同作戦もだんだんとサマになり、日本人としての誇りも加え、ゴジラを追い詰めていくわけです。

そして過去のゴジラシリーズからの延長でシンゴジラがあるのかと思っていましたが、シンゴジラでは誰ひとりとして過去のゴジラを知るものはなく、これまでのシリーズに頼らない「巨大不明生物」という、まったく新しい恐怖として終始展開。一応、過去のゴジラ話しは出ますが、あくまでそれは一部中枢機関だけでの話しでした。

歴代のゴジラシリーズを知っている人は「ゴジラ」＝「放射能」と発想しますが、今のご時世だと「配慮」とかで放射能ではない別の能力で攻撃するのかと思って見ていましたが、普通に放射能を放ち、周囲の線量が上がったりと、ある種世の中の配慮による作品劣化も無しで安心しました。

これだけの災害となると、死者や行方不明者多数で「ハッピーエンド」とは当然なりませんが、課題を残しつつ現実を受け止め、前向きにくくる終わりも良かったですね。途中、ゴジラ対策本部とも言える政府中枢が壊滅的な被害をうけるのですが、「ハラハラさせたけど実は無傷でした。」というマンガ展開になることなく、そこから直ちに立ち直る様も見事でした。