「サービス残業の末の過労死」これって他人ごとではないですね・・・

この記事を最初見たとき、サービス残業による過労を苦にした自殺の記事かと思いました。でも違いました。過労による脳梗塞で死亡という記事でした。

これ以上働いたら壊れちゃう サービス残業の末の過労死:朝日新聞デジタル
参考にしたページです。

食品スーパーの「いなげや」社員の過労による脳梗塞での死亡の話しと、日立製作所のシステムエンジニアが、残業時間の大幅な過少申告を繰り返して心身の不調に陥り労災認定されたという話しの2つが書かれている記事でした。

いなげやの過労死の件

2014年5月のこと、42歳の男性職員が、友人宛のメールに「これ以上働いたら壊れちゃう」と残した1ヶ月後、勤務中に言葉が出づらくなって入院後に退院、その翌月には勤務先の店の駐車場で倒れ、脳梗塞で息を引き取ったというものでした。

残業時間は月80時間の「過労死ライン」を大幅に下回っていたものの、店が保存していた「退店チェックリスト」や警備機器を作動させた時刻から約75時間〜95時間の長時間残業の実態が浮上したとのこと。

日立製作所のサービス残業による心身不調の件

プロジェクトの遅れからその対応で深夜まで働く日々が続いたとのこと。パソコンのログイン・ログアウト(ON・OFFの時間とだいたい同じ)と、自己申告の「終業時刻」の時間が大幅に違っていることから労災認定されたとのことです。

どれくらい違ったかというと、ログアウトの時刻は午後11時~午前1時台で、自己申告の終業時刻は連日「午後5時20分」というほどの差でした。

12年春ごろから頭痛やめまいがひどくなり、不眠にも悩むようになり、鬱病と診断されたとのこと。労基署が「4カ月連続で100時間以上の残業を行い、うち1カ月は200時間を超えていた」と労災を認めた話しです。

その社員が起こしている損害賠償請求の訴訟では「上司から『100時間以上申請しても、そんなにつけられない』と言われていた」と主張しているそうです。

想像つきます・・・

どちらの話しも想像つきます。

残業が規定を超えると、上は「帰れ」というだけでフォローがないから、「帰れ」と言われるのが一番困っちゃうんですよね。大変さをアピールしたところで、「調整が足りない」とか「ルールだから」とか言われ、「とにかく帰れ」と・・・

この調整だけでけっこう時間が食いつぶされるのです。

それでいてバレバレでも規定を超えないと「良し」という運びになるので、責任感が高ければ高いほど残業を申告しないでやりきろうとするわけです。

でも決して、好きで残業をしている訳ではないので、鬱になったりするわけなんです。

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