ジオスペース探査衛星「あらせ」が定常運転へ

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ジオスペース探査衛星(ERG) CG ©JAXA

地球近傍(ジオスペース)に広がる高エネルギーの放射線地帯「ヴァンアレン帯」の謎を解くべく、2016年12月20日(火)にイプシロン2号機で打ち上げられた「ジオスペース探査衛星『あらせ』(ERG)」が、2017年3月29日にいよいよ定常運転に入りました。

つまり、全ての機器を動かして本格的に観測・調査を開始したということです。

JAXA発表のトピックス

ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG)の定常運用への移行について | 宇宙科学研究所
JAXAのウェブリリースページです。

ジオスペース探査衛星「あらせ」のこれまで

イプシロンロケット2号機による打ち上げから、軌道変更、ワイヤーアンテナ伸展を経てクリティカル運用期間を終了、その後初期運用で機器の動作確認等を行っていました。


ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG)は着々と観測準備中(^_^)。 | 私レポート
詳しくは過去記事をご覧ください。


ジオスペース探査衛星「あらせ」のこれから

無事に本格運用を開始した「あらせ」は、海外の科学衛星や国内外の関連研究機関の地上観測ネットワークと連携した運用を行い、世界中の研究者とともにヴァン・アレン帯の謎の解明に挑んでいくのだそうです。

ジオスペース(地球を取り巻く磁場)が人類のコミュニケーションに不可欠という話しもどこかで聞いたことがありますし、これから「地球」のいろいろな謎が解けていくことを期待しています!

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